太平洋島サミット(PALM)
Pacific Islands Leaders Meeting
■背景:ミクロネシア、ミラネシア、ポリネシアの国々からなる太平洋島嶼国(とうしょこく)は、士親日的で、国際社会において日本の立場を支持するなど日本にとって重要な国々。日本とこれらの国々の関係を強化するために1997年から3年毎にPALMを開催。
■活動内容:環境的要因の共通の課題に向けた解決策の協議。『国土が狭く分散している』『国際市場から遠い』『自然災害や気候変動の環境の変化に脆弱(ぜいじゃく:もろく弱いこと)』。太平洋島嶼地域の安定と繁栄を目指す。
■第8回の議題テーマ:法の支配に基づく海洋秩序及び海洋資源の持続可能性。
例:地球温暖化による海面上昇、過剰な国土開発による土壌流失、魚の乱獲やサンゴの死骸など。
志摩市の課題:養殖真珠のアコヤガイや牡蠣の大量死。
観光課題:英虞湾の景観、海のレジャー開発。海の恵みと産業の両立。
■第9回は2021年6月28日三重県志摩市⇒テレビ会議。
■参加国:日本、オーストラリア、クック諸島、フィジー、フランス領ポリネシア、キリバス、バーシャル、ミクロネシア、ナウル、ニューカレドニア、ニウエ、パラオ、パプアニューギニア、サモア、ソロモン、トンガ、ツバル、NZ,バヌアツ
■水産高校(志摩)とパラオ高校の姉妹都市交流。
■背景:96年から伊勢とパラオはクニオ・ナカムラ元大統領の父が伊勢出身だった
縁で交流提携。
活動内容:水産高校の実習船が毎年パラオへ1か月かけて航海。カツオの一本釣り実習。回遊ルートの把握や釣ったカツオの胃の内容物を調べて生態系を調査。漂流するプラ問題。5日間パラオに滞在し、現地の高校生と交流。カツオの刺身やお好み焼きなど。
参照:
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/ocn/page23_003426.html
マスク保育
■開発の背景:コミュニケーションに不安を抱える超障害者、言語障害のある人のために開発。
■保育現場で活用されることに期待されている。
効果:乳幼児の心と脳の発達に影響:口元が燃えないと表情が認識できない。
生後5か月―:母乳やミルク以外から離乳食へ。噛んだり、あごを動かす食事指導が難しい。人と食事をすることは食欲の刺激にもなり、人との関りを学ぶ場でもある。
脳への刺激:口元の動きや目の表情で喜びや悲しみを学び、感情を理解する力を発達させる。
■海外での取り組み:フランスでは、政府が保育や教育現場に約80万枚のマスクを配布。
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■ユニチャーム:生理用品、紙おむつの大手メーカー(三和グループ)、創業1961年本社愛媛。ベビーケア(ムーニーマン)、フェミニンケア(ソフィ)、ヘルスケア(超快適、超立体マスクなど)のアジア1位のシェア。
■顔が見えるマスク。口元が見え、かつウィルス飛沫感染対策機能のあるマスク。
4月27日ネット販売開始。価格1480円。
参照
https://www.chunichi.co.jp/article/260605
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1321643.html
スタバ 戎橋店
2013年3月オープン。2フロア190席 2000冊収容の書棚
ホテルのラウンジのようなイメージ。
■機能性:USBや充電器のポート付。
BOSE(ジャズ)で上質な空間。
大きく四角いモダンな吊り下げ照明。月明りのような低明度な電球色。
手元が明るいので、デスクワーク、読書がすすむ。
カフェの食器音がないのもいい。
本のディスプレイがあったり、席によって個性も違うので
席を選ぶ楽しみもある。
清潔でストレスフリー。
■空間演出
ゆったりとしたスペース配分。
インテリアは木目調、グレーなど自然がブラウン系に統一。
柔らかく、落ち着き集中できるスペース。
テ―ブル、イス、照明など全体に四角く統一されたまとまり感。
2階なので通りからのノイズなし。(視覚的にも)
窓際は明るく開放的。
■客層 Creativeな人。ノマド(Nomad遊牧する)。10-40代。
Macユーザーや隙間時間の勉強に投資するような人。学生。
集まってガチャガチャしゃべるよりは、質を求めた会話に向いた空間。
都会生活の貴重な昼時間でゆっくりくつろぎたい人。
(適度な会話もあり。がやがや感はなし。)
GIGAスクール構想(2023)
■スローガン:GIGA=Global and Innovation Gateway for All 『すべての人にグローバルで革新的な人口を』
■狙い:1人1台の端末と高速通信環境の整備をベースとしてSociety 5.0の時代を生き抜く子供たちの個別最適化され、創造性を育む教育の実現。
■具体例:1人1台の端末と高速大容量の通信ネットワーク環境の整備を取組み(2023年度までに端末の普及を狙う)。文部科学省4610億円の予算。
授業や自宅学習での端末の利活用促進』『授業での活用事例の創出』『教員の指導スキルの向上』『コンテンツのリッチ化』『高校のICT環境の整備』
■するべき準備:
子供一人一人の端末、校内の高速通信ネットワーク、クラウドの活用。
※ICT(Information and Communication Technology):情報通信技術。スマホやIoTが普及し、様々なものがネットワークにつながって気軽に情報の伝達、共有ができるサービスの総称。
ITは主にコンピュータ関連技術を指す。例:アプリ、PCのハードフェア、スマホなど。
ICTは情報を共有することを重視し、医療や教育の領域における技術の活用やその方法論といった広範囲な意味を含む。単にPCやタブレットの導入だけではなく、教員がより魅力的な授業を提供する、生徒情報の管理がデジタル化、クラウドを使った自宅学習や遠隔地との通信や交流など、実践ノウハウが重要。
■Society5.0はAIやロボットの力を借りて、より快適に活力に満ちた生活を送ることができる社会。これまでの現実世界に加えて、仮想空間との融合で豊かな社会の実現を目指す。
例:IoTやAIの活用。人がその場にいなくても遠隔でモノが操作できる状態。
自動運転、ロボットにより倉庫内作業の支援、ドローンにより宅配、オンラインでの遠隔診療、
キャッシュレス決済、リアルタイム翻訳など。
■歴史
狩猟社会(Society1.0):農耕が始まるまでの社旗を指す。狩猟や採集が生活基盤。
農耕社会( Society2.0):田畑を耕し、小麦や米などの作物を育て収穫する社会。人々が定住し始める。
工業社会( Society3.0):機械製品の発展に伴った工業化社会。大量生産が可能となる。農業から工業へ。
情報社会( Siceity4.0):インターネットや携帯電話、スマホなどの普及でネットワークがつながる時代。世界のどこにいても瞬時にあらゆる場所の情報を知る事ができるようになった。
と歴史的に進化、発展してきた。
参照:
https://www.softbank.jp/biz/future_stride/entry/technology/20200706/
https://www.softbank.jp/biz/future_stride/entry/future_stride/entry/technology/202140423
病院経営とは
病院の経営を知るには、『決算書』を見ること。
各都道府県の医療法人窓口で取り寄せできる。
2006年の医療法改正により(財産目録、貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう バランスシート)、損益計算書(PL))
貸借対照表:病院にどれだけ財産や借金があるかを示すもの。
損益計算書:病院がどれだけ設けているか。赤字か黒字かを示す。
キャッシュフロー計算書:資金の流れ。病院事業は資金を集め、その資金を病院に投資し、そのうえで医業を展開し得た利益を、投資の回収や集めた資金の返却に充てる。それらの流れを体系的に示したもの。
■財務活動:最初の資金を集める活動。銀行から資金を借り入れして、返済すること。もし、期限内に事業の利益を上げて返済するか、他の銀行から新たに借り入れて返済するか。
■投資活動:集めた資金や事業で生じた利益で病院を建てたり、医療機械を購入したりする活動のこと。医療機器を20-30年使い続けるのは不可能。
医業活動:医業の本来業務の収入から費用や税金を非払って残る当期純利益を求めること。
■⇒この当期純利益によって、投資活動や調達資金の返済ができればよいが、利益が足りないと返済や投資資金が不足してしまう。
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■病院の収入を上げるには、
病床利用率を上げる
ドクターの関与が少ない領域で収入を増やす。
例:訪問看護
通所リハビリの充実⇒送迎も含めてスタッフで対応する
人間ドックを充実させる
診療以外の病院収入は?
室料差額収入:一人部屋か二人部屋かのように、他の部屋に比べて療養環境の良い部屋を準備して部屋代の差額を支払ってもらう。
文書料収入:診療書料や意見書
検診収入:定期検診や健康診断、人間ドックの収入、健康相談収入。
■病院の収入:
社会保険診療報酬
国民保険の診療報酬
病院の支出:
医薬品費
給食材料費
水道光熱費
人件費
借入金の返済
■KPIの目安
病院は1人の常勤ドクターに対して入院患者さん16までの義務。
(1人のドクターが退職すると実務的に5人のナースが余剰人員)
また、この場合、年間3000-4000万円の余剰人件費。+
ドクター退職によると、1年間1億5000万から2億の減収。現実は、ナースは人財なので病院としては辞めてほしくない。
⇒勤務しているドクターの人数に見合った収入があるかどうか?がポイント。
人件費が60%以上=経営が危ない
医薬品だいたい20%
給食等各種委託費6%
設備関係費17&
そこに借入金があれば+
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※開示されいてるのは、医療法人立の病院、診療所および介護法人保健施設。
国公立病院や社会福祉法人立病院は直接その病院からの取り寄せになる。
■医療法人とは:
病院、診療所、介護法人保健施設、または介護医療の開設を目的として設立される法人。
日本の医療の場合、個人診療所(53%)医療法人(35%)、その他(12%)。
医療法人は、『医療の質の向上』に加え、運営の透明性の確保も重要な命題である。
また、医療法人は余剰金の配当をしてはならない。(厳格な非営利性)
■法人とは:
人と同様に、法的権利や義務が認められている団体のこと。
個人が商品を買ったり、不動産を所有したりできるように、法人にも法的な権利が与えられる。
参照:
https://www.kawahara-group.co.jp/pr/SmartNurse_2010.11.pdf
https://www.pref.mie.lg.jp/IRYOS/HP/000029657.htm
これから日本で生き抜く秘訣
■日本経済―2000年―2015年
特徴:デフレと低成長(異常)
モノの値段が下がる=経済の低迷。
値段が下がる⇒売上減少⇒ボーナスや給与がカット⇒雇用の不安定
⇒購買意欲が下げる⇒消費や生産の縮小⇒経済規模の低迷。
■政策(補正予算);アベノミクス:テーマ⇒日本経済の再生。
日銀の金融緩和=お金を印刷すること。
■低成長をどう対策するのか?
生産性が上っているかどうか。人口は減少傾向。一人一人の付加価値を上げること。
一定期間にアウトプットの価値を高めること。日本はアメリカの半分の生産性。
生産性が上がる=給料や収益を上げられる。
■改革をしないといけない。
財政再建:国の借金1000兆(GDPの2倍)ギリシャやスペインなど悪い例。
財政破綻すると、公共サービスが止まってしまう。
借金を返すにはどうすればいいのか?
1)経済の成長率を上げる。経済規模を上げて税収アップ。
2)政府の無駄な支出を減らす。社会保障費、公共事業、役人の給料。
3)増税。
■社会保障の削減:毎年100兆円
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■構造変化:⇒格差の拡大(現役世代の40%が年収300万以下)
グローバル化:国境の高さを下げましょうという変化。
デジタル化:例:企業のオフィスでクラウドを活用、ビッグデータでの分析自動走行、ドローンなど。デジタル技術を使って生産性を上げること。2000年代半ばから一気に進化した。
2007年アップル初代スマホ。2010年初代アップルタブレット。
ICT(情報技術通信)の技術が飛躍的に進歩。質が良く価格が手ごろ。
生活や産業領域で普及。
■デジタル化で何が起こるか?
人の仕事を奪うこと。例:新興国の安い労働力と機械に移行する。
単純労働は新興国へ(例:製造組み立て)。機械でできることは機械へ。(例:自動運転)
サラリーマン的な誰でもできる仕事は将来仕事を失う。
知恵や金持ちだけが生き残る構造になる。
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■常にスキルアップ(専門性)を高めること。
大学出て終わりでは通用しない。淘汰(とうた)されるリスクがある。
政府が守ってくれる割合が低く危機感⇒自分の身は自分で守れるように。
経済の知識をつけること。自助自立の精神。
自分の資産を管理する。チャンスがあれば資産を築いていく。
■生産性を高めること。効率ではなく付加価値を高めること。
=イノベーションを創り出す事。創意工夫(技術以外も含む)
例:企業のビジネスモデルを変える。売り方や生産の方法も変える。
前例のない政策を行う。新しいマーケテイングアプローチ。
■人にできることは?
発想力を鍛える(=深い思考力)。本を読むこと=深い読み方。集中する。自分の知識や経験を繋げようと
すること=発想力。
ネットはNG=膨大な情報(刺激)を読まないといけない。浅い読み。スマホやパソコンはマルチタスク。何が起こるか⇒集中力が低下。思考力や発想力が生まれない。表面的な学習。
情報過多(ネット)であると知識の断片化。⇒体系立った知識がないとダメ。
教科書をしっかり読んで理解すること。
スマホを部分的に断ち、集中力を高めるトレーニング。本を読む事。
参照:
『日本経済は再生するか~構造改革の現実を理解しよう~』岸博幸
国民皆(かい)保険制度
■国民全員が加入する公的医療保険制度。国民の生活を守るために病気や老後などのリスクに備える社会保障。公的医療保険制度は、各国の政府や国会などが時刻に適した制度摂家を行うため国によってその内容は異なる。5つ組合あり。
■日本での歴史
1955年まで、農業や自営業者中心に国民の3分の1にあたる約3000万人が無保険で社会問題に。1958年に国民健康保険法が制定。61年に全国で国民健康保険事業が始まり、『誰でも』『どこでも』『いつでも』保健医療を受けられる体制になった。
■世界的な評価が高い。なぜか?
1)短期間で世界一の長寿国となり高い健康水準を実現
2)公平にリーチできる医療を実現
3)先進国では低い医療費でこれらを達成したこと。
■保険制度は社会保険方式 VS 税方式
社会保険方式(日本、独、仏):現役世代が働いて得た収入から保険料を負担してシニア世代の年金を支える世代間扶養システム。メリット:保険料の負担実績が将来の年金受給権の根拠となり年金額に反映する⇒負担と給付の関係が明確。デメリット:保険料の滞納者が多く(約30%)、財源が不安定。
税方式(スウェーデン、イギリス):税金(消費税)で賄うやり方。メリット:財源が安定しやすい(未納解消)、また受給資格期限がないので、無年金者や低年金者の解消にもなる。(より立場が弱い人に優しい)デメリット:負担と給付の関係があいまいになる。今まできちんと保険料を納めてきた人が不利益をこうむらない工夫や対策が必要。逆もしかり、滞納者には、年金減額なども措置も必要。消費税も上がる。
1)健康保険組合(組合健保):主に大企業の従業員とその家族が加入。
2)全国健康保協会(協会けんぽ):組合健保のない中小企業の従業員とその家族が加入。
- 共済組合(共済):公務員とその家族が加入する医療保険。『国家公務員共済組居合』『地方公務員共済組合』など
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国民健康保険(国保):自営業者とその家族など、上記の健康保険の加入者以外の人が加入。
5)後期高齢者医療保険制度:75歳以上の人。
■比較
■公的医療保険制度の主な給付内容
医療費の3割負担(年齢などによって負担の割合が異なる)。
高額療養費制度(1か月の医療費が所定の金額を超えた場合に、超過分が還元してもらえる制度)
出産育児一時金(出産した時に支給される)
出産手当金(出産で休業した時に支給される)
傷病手当金(病気などで休業した時に支給される)
参照:
https://hoken-all.co.jp/hoken/kokuminkaihokenseido/
https://www.daiwa.jp/glossary/YST3015.html