小4の壁とは?
小学4年生の時に多くの親と子供が直面する悩みのこと。
□発達過程 【勉強のつまづき+居場所がない、仲間との差=ギャングエイジとも呼ばれている】
・友人関係が重要(または複雑になる)になる→他人と比較したり、自分を客観的にとらえることができる。
(親と距離が近いことに恥ずかしく感じることも。)
・勉強が難しくなる。
・放課後の居場所がない。公立の学童が利用できなり、民間の学童に移転したり、習い事が増えて、新しい環境に対応できないとストレスを感じやすくなる。
・問題に発展すると、寄り道、買い食い、塾をさぼる、万引きなども。
□小学生の学習時間の目安。
学年×20分=80分
□勉強が忙しくなるポイント
算数→低学年と違って抽象的な単元が増えて、イメージが難しくなるから。
指で数えられない。
例、少数、分数、概数、角度、面積を求めたり、表やグラフの読み取り。回答までの道筋が見えないから、苦手意識が増しやすい。
→計算ドリルや何度も例題を練習して覚えていく。苦手なものって取り組みにくいし、後回しにしがち。塾で解いてみる、質問、承認。
国語→日常的に使っている言葉を客観的に捉える力が必要になる。
例、修飾と被修飾語(5W1Hを駆使できるかどうか)
ローマ字表記。
新しい漢字は画数が多くて覚えづらいく難易度が上がる(小3は200文字、小4は202文字)。→漢字ドリル、漢検、などコツコツと取り組みのが良い。
□解決策
算数➡復習と反復学習。どこまで理解をしているか確認し、理解を定着させるまで類似問題を取り組もう。
国語➡家庭でたくさん本を読むこと。物語を親子で話したり、主人公の気持ちを探ったり、『論理的思考力』をつけるきっかけになる。
やる気と自信が大事。➡イヤイヤ取り組んでも効果なし。やる気を高める声掛けが大事。
『こんなに今日も勉強したの。頑張ったね!』『こんなに○○できるようになってすごいね!』
頑張った努力を肯定する言葉をかける事。
1)完璧を求めず、頑張っている姿を認めること。
得意、不得意があって当たり前。テストでできていないところではなく、できたところを褒めることで、もう少し頑張ろうかな、という気持ちになれる。
頑張る回数が増えれば、少しずつ成績伴ってくるもの。できているところを褒めて、
子供の意欲につなげたい。
参照: