NZTAKMANのブログ

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ハワイ真珠湾攻撃 1941年12月8日

だまし討ち

■事象:太平洋戦争で最初に行われた日米の戦い。1941年12月8日にアメリカ・ハワイの真珠湾になるアメリカ海軍基地を日本海軍の空母機動部隊が攻撃した出来事の事。

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※空母=航空母艦のこと。航空機を搭載し、それを発着させる飛行甲板や格納庫を備えた軍艦のこと。

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■時代背景日中戦争(1937-1945)の真っただ中。戦争長期化を避けたい日本は、(中国の戦力を奪うため)中国へ武器物資援助をしていたフランス領(他、イギリス、アメリカ)の仏印へ軍隊を進める(フランス領インドシナ、今のベトナム)。(南方進出)⇒しかし、これをきっかけに仏・英・米と対立を深める。

アメリカはこの日本軍の侵攻に納得せず、日本への石油の輸出をストップさせることを決定。

当時の日本はアメリカからの石油の輸入に依存しており、資源確保に不安で焦る。

⇒軍力で供給継続を実行させようと計画。海軍での石油の備蓄が1年半分しかなく、早期にアメリカに開戦することを提案する幹部も出始めた。(当時、主力兵器は核兵器ではなく戦艦の時代)

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仮想敵国アメリカ:日本は日米戦争の可能性に危機感を感じ、ハワイから米軍が進出すると分析。敵艦隊を撃滅し、短期戦でアメリカの戦力を喪失させる作戦。日本の機動部隊が全滅するリスクが高い中、山本五十六は強い意志で作戦決意し、準備を進める。

外交:対米交渉の決裂:近衛内閣から東条内閣はアメリカのルーズベルトと対米関係の改善(石油の供給)を交渉するが、合意に至らず。日本は対米開戦を決意。

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■日本の狙い:①日中戦争を認めさせること。②石油の禁輸を排除してもらうこと。

※仏印(ふついん)とは、フランス領インドシナ(1887-1945)、インドシナ半島東部。

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11月26日:択捉島から空母6隻の日本海軍機動部隊がハワイへ出港(見つからないように北方航路を選ぶ)。

12月8日午前1時30分:第一波攻撃隊(183機)、その後第二波171機が発進。

■アメリカは予測しておらず大混乱に陥る。

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■戦果・被害:日本の奇襲作戦は成功。(日本の空母6隻すべて建材)。

被害:飛行機29機、戦死64、捕虜1名。

■アメリカの被害:戦艦4隻沈没、戦死2345名。

主戦論が強まる。宣戦布告が遅れ、攻撃が早く行われたためにアメリカ国民からの反日感情を高めた。合言葉『リメンバー・パールハーバー』

日本は戦意を失わせるのが目的であったが、アメリカを本気で怒らせ逆効果。

ルーズベルト大統領の望み:ドイツと日本を討つ。

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■その後

マレー沖海戦で日本軍はイギリス戦艦を撃沈したこともあり、

大砲巨砲主義から航空主兵時代へ。

アメリカの戦艦を修理する設備や燃料タンクの給油施設は被害がほとんどなかったため、アメリカは戦艦6隻を修理し、再戦へ。

ミッドウェー海戦(1942年)⇒太平洋戦争へと突入。

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参照:

https://honcierge.jp/articles/shelf_story/5555

http://blog.livedoor.jp/shakuhachi_fue/archives/25760096.html

https://nihonsi-jiten.com/attack-on-pearl-harbor/