日本の職場文化④相手への配慮
Uuphemism / Indirect phrase
■婉曲表現:円滑な人間関係を保つために日本人は昔から遠まわしな表現を使っている。
和を重んじ、災害や農作業でも団結して生き延びてきた日本人の精神でもある。
そのため、調和を大切にし、命令口調や直接的な表現を避けることが多い。
奥ゆかしさ:控えめで好ましい。慎み深く、上品な様、細やかな心配りができる様子。
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■クッション言葉
お手数をお掛けしますが、・恐れ入りますが・お忙しいところ恐れ入りますが
誠に申し訳ございませんが、せっかくだけど、悪いんだけど、よろしければ、
✖直接的:この仕事をしていただきます。
〇判断を相手にゆだねる:お願いしてもいいですか?
■断り方:
できません⇒『お見送りさせていただきます』『遠慮させていただきます』『恐れ入りますができかねます』
■催促:
恐れ入りますが、大変急いでおりまして、できましたら少しでも納期を早めてもらえないでしょうか?』
■提案:
✖『私はこう思うからこうしなさい』
◎『あなたの考えもわかるんだけど、お母さんはこう思うの、参考にしてみてくれない?』
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■忌み言葉を割ける。
結婚式では『終わる』は『お開き』
ケーキを切るは『ケーキ入刀』
たまたまは『偶然』(繰り返す重ね言葉)
■日常表現:納豆が嫌い。
納豆はあまり好きではない。
彼は太っている。
彼はかっぷくがいい。
■TPOに応じて多用しないこと。逆効果で皮肉やわかりにくく伝わるリスクもある。
婉曲の反対は露骨。『感情・意図などを隠さずに表現すること』
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参照: