承認欲求
他人から認められたいという欲求のこと。自分の存在意義を尊重されたい気持ち。マズローの欲求5段階説の4番目にある、人間に備わっている欲求のこと。
1)他者承認:他者から尊敬や評価を得たい欲求。
2)自己承認:自己肯定感やスキルの向上、能力の獲得などより高いレベルの欲求。
■メカニズム:核家族・シングルマザー、共働きなどの家庭環境が複雑になると、
家庭内の関わり、会話が少なくなり、両親から褒められずに幼少期を過ごしてしまう。その結果、自信がない大人へと育ち、大人になっても他人に認められたいという気持ちが強くなる。SNSも家庭内の対話やコミュニケーションを阻害してしまい、無意識に子供との交流を逃してしまうので、マイナス要素になる側面もある。
■承認欲求が強すぎると:
周囲に認められたいと、結果を残そうと無我夢中で取り組める反面、自慢話が多くなったり、一方通行な会話になりがち。他者から煙たがられる事も多い。
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■承認欲求を満たす方法
自分が承認欲求が強い場合
⇒環境や仲間を変える。他人を変えるのは難しいから、自分の立場に変化を起こすこと。そして、自分の考え方や態度を少し変えてみて、自分自身と接する人を変えてみること。
好きな事に打ち込むこと。自分が楽しいと思えることに打ち込めば、自己肯定も高めやすく、他人の反応に影響しにくい。スキルが上れば、自信にもなる。例:音楽、陶芸、アウトドアなど。
ありのままの自分を受け入れること。条件付きの自己肯定では、上手くいかなかったときに不安になったり、自分への信頼度が低くなる。自分を常に信頼する気持ちが自信のある自分への近道。
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相手が承認欲求が強い場合
存在承認(存在そのもの):意見を求める、目を見て話す、相手の名前を呼ぶ、挨拶するなど相手の存在を認める行動。無視しない。
行動承認(取り組んでいること+その努力):その人が取り組んでいる課題、行動、仕事などを褒めること。取り組んでいる事そのものと、その努力を認めてあげること。そうすると、相手はやる気に溢れて集中できるようになる。
結果承認(達成したこと):達成したこと、できたことを褒めること。
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参照:
https://www.kaizen-base.com/contents/mgal-42356/