NZTAKMANのブログ

30代。政治経済/社会/異文化/筋トレ/チームマネジメント

親のアドバイス

親の発言とは、子供の人生に大きく影響するものだ。自己肯定感や進路、結婚など人選観で親の好み・力量が子供の人生の選択に左右する。

 

■アドバイザーと子供の力関係

仮定:未熟な子どもは、両親の発言が正しいと思いがちだ。自然な事である。

間違っていてもそれを指摘したり、批判するのは、エネルギーやリスクが付きまとう。反論や深堀を避けようとする。だからそこ、発言者にはその影響力や責任を自覚して発言に慎重になってほしいものだ。

 

■親(指導者としての)の資質。

私なりの実体験から親に期待したいもの。

国語力(思考の深堀、多角的なモノ事の捉え方、表現力の幅や説得力があるかどうか)これがないと表現が薄っぺらい。『それだだめだ』ではなく、『何がどう心配(だめではなく)なのか、それを改善するためにどんな工夫ができるのか、自分がだめだと思っても、他人はどう感じるか』など思考を膨らませて捉えられるかどうか。めんどくさくなると、『知らんけど』は、調べない言い訳。

会話力:日頃どんな話題を食事や家庭でできているか、ワンパターンになっていないか。自分の気づきや情報を積極的にアウトプットできているか。会話の質が低いと、子供の思考力・知能を伸ばす機会を失うことになる。

育成力(部下、学生などを教育、育成した経験はあるのか)未熟な若手の持ち味を把握して、厳しくも優しく教育した経験は?

組織力(上司に叱られたり、あるいは根回しをしたり、仕事が上手く回るように円滑に立ち振る舞える力)社会の厳しさや面倒な事でも頭を下げて折衝してきた経験は?『俺は俺は、、』では世の中通用しない。

相手の立場に立って考え・行動する能力(ビジネスパートナーは何を求めているか、潜在ニーズをくみ取れるのか、どうすれば喜んでもらえるかを把握できるか)

女性への対応力(清潔感、笑顔、アイコンタクト、雑談を聞く、共感力などあるか。指摘されたことを素直に謝って正せるか、フットワークは軽いか)⇒これからは特に重要。男は黙って仕事の時代は古い。多様性、グローバルの時代。相手が女性でも男性でも好印象を持たれるように。

 

■『父親だから』はずるいいいわけ。

『母親にかばわれ、父親だから正しい』的なスタンスは、成長がなくアドバイスされる方にしたら迷惑だ。知ったかぶりで言ってやったぞ的な自己満足も困る。学校に頼れる先生、そうでない先生がいるように、親にも発言するにはそれなりの人間力を求めたいものだ。

■結論

なかなか人は変われない。ましてや歳と重ねればなおさらだ。だからそこ、自分が親や指導者的立場になった時に柔軟に誠実に相手の気持ちに寄り沿って助言したり接しないと、その人の残りの人生に大きく影響するものだ。自分を常に磨き、客観視できるように心がけたい。