NZTAKMANのブログ

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伊勢神宮⑤ 神道的生き方

■笑顔で生きること。笑う門には福が来る。

自然と共鳴し、神さまと絆を深めるには笑って楽しく生きること。笑うことは『お祓い』とされ、邪気を祓い、エネルギーを浄化すると言われている。

面白いとは、顔(面)がはっきり(=白い)と見えたという意味。暗闇から現れた天照大御神が光に照らされて八百万の神々の顔がはっきりと見えたというエピソードから。

予祝:先に笑って祝うことで望む現実を引き寄せること。例:春祭り=先に秋の豊作を先にお祝いする。これを見て神さまが穀物を実らせてくれる。

 

■今現在の瞬間に集中する。

神道の基本。『自分自身の現実を絶対的に肯定する』

『神代在今』=かみよいまにあり。今この瞬間が理想の時代という考え方。未来は確定してもらず、今のあり方でどのようにでも変わっていく。上手くいかないことがあっても、それを受け入れ、プラスに転じる行動や姿勢が大切。敗者復活もあり。与えられているすべてのものに感謝する。

※『今さえよければいい』ということではない。過去から学び、今この瞬間の判断が未来を創っていくという考え方、生き方。

例:200年後の式年遷宮を考えて、今ヒノキを植える。誰もが喜べる未来を想像して逆算して今を大切に生きる。

VS他宗教

キリスト教⇒天に任され、天国で生まれ変わる未来を理想とする。(未来)

仏教⇒釈迦が生きていた2500年前の世を理想としている。(過去)

■神様と人は保証関係

血縁で結ばれたかわいい孫のようなもの。たとえピンチに陥ったとしても必ず保護して再生を約束してくださる存在。いかなる時も安心して受け止めてくれる存在。そして間違ったことをすると、叱るけれども正しい道へと導いてくれる存在。

 

世界平和よりまずは自分の幸せを。

自己犠牲は神様が悲しむ生き方。自己犠牲とは自分が我慢すること。

例:職場での理不尽な扱いや人間関係⇒自分の成長の糧として、他人から感情面で影響されないこと。

仕事を辞めるときは『ハッピーエンド』に。周りから惜しまれる存在であれば、次の職場でも頼りにされる存在で社会貢献につながる。

世界平和よるまずは自分の平和。あった事もない人の運命を背負う覚悟は誰にでもできるものではない。⇒神さまが守ってください。役目が違う。

まずは自分の幸せを。そして身近な人や直接話せる人に喜んでもらえることは何かを考える。

自分の先に伸びる道を歩いていけば、必ずその時々に必要な人と出会わせてくれる。この出会いに気づいて大切にすること。

また自分が発する言葉やエネルギーは自分に必ず返ってくる。だから、自分を清めてニュートラルな立場で自分自身と向き合うことが重要。

前向きな願いが強ければ強いほど、神さまからひらめきや出会いが跳ね返ってくる。

 

■神道の究極の生き方

自然体。周囲の人と調和しながら、毎日を楽しく暮らすこと。あるものに感謝して今日一日をしっかり生きること。

 

参照:

吉川竜実:一番大事な生き方は、伊勢神宮が教えてくれる。(サンマーク出版)