対峙力 寺田有希
誰にでも堂々と振舞えるコミュニケーション術=対峙力
=相手を認め、自分のことも認めてもらって話すこと。逃げない、媚びへつらわない、委縮しない。初対面・目上の人・気難しい人・面接・営業・知らない課題
■まずは自分を知ること。
周りからどんなことを自分に求められているのか?周りから上手だと言われる特徴や個性は何か?⇒自分の得意な事をまず磨き、自分にも周りにもプラスになるようにする。
まずは『やるべきこと』と『できること』を全力でトライして、力がついたら『やりたいこと』のチャンスにつながる。
■自分ができることを1つずつ重ねていけば、自分だけの道ができる。これが自分の一番の近道。(想像できるルートやプラン通りでなくてもいい。)
①誰に対してもひるまないスキルを身に着つける
・台本よりチェックリストを使え。ポイントだけ抑えればあとは自由。
・相手のスキル(話す力、専門性など)を見極めて、聞き役に回ったり、会話を誘導したり柔軟に。
・求められている役に徹せよ。⇒また声をかけてもらえるように。トライ・アンド・エラー。
回数+意識⇒上達・洗練
・自己紹介。相手を優先せよ。自分は名前のみ⇒その後の会話で知り合っていく。自分のアピールより名前を覚えてもらうだけでOK。
・場の空気を大事にする。笑顔と目的を再確認。明るく振舞うといい空気が生まれる。
・仕事の準備の仕方⇒SNSを確認。本人の人となりを知れるし、最近の発言や行動を話題にして話しをしやすくなる。困った時のネタとしても使える。そういえば、最近○○もされているんですよね。●●に行かれてましたよね?など相手が話したくなるように。
投稿が少ない人=話を聞きだすのが難しいと想像できる。
・知らない話題が出た時⇒自分が詳しくない事を開示して、相手がこちらにどれだけ知識があるのかを伝える。知ったかぶりは相手にも失礼だし、見栄を張るのもかっこ悪い。『すみません、〇〇のことはよく理解できておりません。これから勉強していきます』
・相手の褒め方。上辺の言葉はNG.相手の本当にすごいと思うところを探す!お世辞は言わない。外見など『生まれ持ったもの』『変えられないもの』については触れない。
会話の中で『その人がこれまで頑張ってきたこと』『努力してきたこと』をほめる。
目上の人には『相手に自分がしてもらって嬉しかったこと』を伝える。
②いつでも必要とされる存在になる
自分の役割に全うする。例:堀江さんの説明をわかりやすく、世の中の代表として橋渡しすること。思った事を世の中代表としてそのままいえばいい。⇒集中力アップ、実力アップ、周りに惑わされない。
弱点は誰にでもある。人の弱点に気をとらわれず、目の前の相手に本気で対峙せよ。
自分の弱点を受け入れろ。相手の良いところを尊敬して学んだ方が物事はうまくいくし、人生は豊かになる。
③信頼できる自分に変わる
■自分の素質・長所を知る、他人の長所も見つけろ。
誰かがいいね、すごいねと褒めてくれたことを磨く。プラス思考に。
謙遜はもったいない。誉め言葉はそのままありがたく受け入れる⇒認める習慣
自分がその場にいることには必ず意味がある!!その事に気づけ!
スターでなくても、自分の居場所を見つける。
・自意識過剰になるな、他人はそれほどあなたに関心はない。
・知らないアンチよりも、身近な(直接関りのある)人の反応に耳を傾けるべし。
・一人で反省する時間も大事。他人を巻き込まない。愚痴や周りのせいにしてしまいがち。
実力をつけるために、反省する時間を作る事。自分と向き合うこと。
④自分の可能性を広げる
したいことだけを待つな。まずはできる事、期待されている事をやってみる。⇒仕事の幅や可能性を見出すチャンス!柔軟にどん欲に何でもやってみること。
『やったことはないけれど、たしかにできるかもしれない。よしやってみよう!』モットー。
とにかく道を前に進めること、ゴールに向かうことが大事。
・やりたいことがない。それでいい。理想を追い求めても予想外の連続の世の中。だったら目の前のやるべきを全力でやって、その積み重ねがキャリアになっていく。積み重ね+結果
⑤対峙力で開ける未来
自分を応援してくれる人を10人つくる。自分のしたい事やできる事を話して、チャンスをつかむ。
人と比較するな。自分を持ち味を大事にして、人と比べて優劣をつけなくていい。そうすれば堂々と自信をもって目の前の相手と、自分と向き合える!
参照:
対峙力(寺田有希・クロスメディア2020)