NZTAKMANのブログ

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地震大国 日本

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◆日本で地震が多いのはなぜか? 

 

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日本列島は4枚のプレート(太平洋プレート、フィリピン海プレート、北米プレート、ユーラシアプレート)の境界線上に丁度位置しているため、プレート同士がぶつかったりずれることで地震が多発のだ。近年マグニチュード6.0以上の地震のうち、全世界の20%は日本列島周辺で発生していると言われている。(国土技術研究センター)

 世界で見る地震場所傾向:

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地震が多い国―インドネシア、ネパール、フィリピン、インド、メキシコ、イラン、トルコ

理由―新期造山帯(環太平洋造山帯+アルプス・ヒマラヤ造山帯)の場所、Orプレートの境界に位置しているから。

地震が少ない国―ドイツ、フランス、スイス、エジプト、オーストラリア、ロシア、スウェーデン、サウジアラビア

理由―プレートの真上に立地しているOr古期造山帯/安定陸塊Or断層が少ないから。

 

◆地震のメリット

1)建築土木技術の発展―丈夫な橋や橋、強度を高めた耐震設計住宅など大地震からの災害を抑える施工技術が発展している。また、復旧作業の速さと質は世界的にも認められていたり(熊本地震)、海外での主要建築でも日本の高い技術が採用されている。(クアランプール国際空港、シンガポール地下鉄など。

2)防災意識の向上ー必要最低限の準備(水、食料、発電式充電器、マスク)をする人が増加している、これは良いことだ。防災マニュアルや防災マップを事前に確認し、地震発生時に速やかに避難できる情報も増え、人々の防災意識が向上している。また居住地の地質や地形を基に作られた危険地域を示すハザードマップも役に立つ情報だ。日頃から危険な場所を把握するだけでも緊急時にパニックをせず、適切な避難誘導ができるのではないだろうか。

 

◆地震のデメリット

1)建物倒壊―家屋やビルの倒壊と道路や橋の損傷、

2)火災の発生―ガス管や電気配線の破損や暖房器具の可燃物の接触が原因、

3)土砂崩れー降水量が多く、国土面積が小さくに険しい山地や急流の川が多く、山麓や扇状地にも家屋が多いため、地震や台風などによる土砂災害が予測される。

4)液状化現象―緩い砂地盤(河川や河口付近、埋立地、扇状地など)で、地震の振動により一木的に地盤が液体のように柔らかくなる現象で、その結果地上の建物や道路が沈下したり傾く被害である。

 

豊かな自然に囲まれた日本にとって、地震(や火山)対策は日本で暮らす宿命であり、一長一短だ。過去の経験と最新の技術を融合して、様々な災害被害を抑えることが我々の課題である。首都直下地震も南海トラフ巨大地震はいつ発生しても不思議ではない。自分たちにできる防災対策を再度見直して、家族、地域で情報共有し、適切な避難に向けて協力するべきではないだろうか。

 

参照:

気象庁 地震発生の仕組み

https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/jishin/about_eq.html

地震の多い国日本 国土技術研究センター

http://www.jice.or.jp/knowledge/japan/commentary12

液状化現象 大林組

https://www.obayashi.co.jp/thinking/detail/pickup012.html

土砂災害 夢ナビ 岡山大学理工学部 竹下教授

https://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g005721

土砂災害 Japan Home Shield

 https://www.j-shield.co.jp/sumaken/dosyasaigai_genin/

新幹線や高速道路の早期補修、復旧作業(熊本地震)

世界で採用される日本の土木技術

https://suumo.jp/journal/2012/12/03/34284/

防災意識はどう変化 NHK

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/419079.html

人々の防災意識はどう変わったか 小学館ダイム

https://dime.jp/genre/879534/