子安観音(こやす)
Happy Birth Goddess of Mercy KOYASU-KANNON
三重県鈴鹿市寺家(じけ)にあるお寺。
聖武天皇(しょうむ)の勅(ちょく=命令)により藤原不比等が751年に建立。
白衣観音(びゃくえかんのん⇒在家(出家していない人)が着る質素な白い衣をあえて観音様が着て、衆(しゅじょう=生き物すべてのこと)のすぐ側まで来て功徳を授けたと言われいる。観音様が寺の東側の鼓ヶ浦(つづみがうら)の海中より、鼓に乗って現れ、安産、子孫長久を守ってくださるという信仰。
参照:
本尊(ほんぞん):もっとも大切な信仰の対象として安置されている仏像のこと。
高野山真言宗:平安時代初期、中国(西安)に渡り密教を学んだ空海が日本に教え広めた仏教のひとつ。修行を重ねれば、即身成仏が可能であると説く。和歌山県にある金剛峯寺(こんごうぶじ)を本山として、空海が修行した(816年―)。『行動、言葉、こころ』の3つをト整えることで自分自身が仏様であることに気づき、即身成仏を達成する教え。
即身成仏(そくしんじょうぶつ):仏教の修行者が『行』を行うことを通じ、この肉身のままで悟りを開き仏になる考え方。
密教(⇔顕教):教義や儀礼を師から弟子へ口伝にとって伝授される宗教。神秘主義。
顕教:言葉によって仏教の教えを広くわかりやすく公開する宗教。
諡号(しごう):高徳の人に死後おくる名前。
弘法大師(こうぼうだいし):空海の諡号。真言宗の開祖。
昭和気質は捨てろ。
昭和気質のおじさんになると、若い人のやる気を下げたり、結果的にはチームの成果を下げる致命傷となる。40歳を超えると、男女共により保守的な考えになりやすい年齢を迎える。どんなマインドで若手と関わるかは自分次第だ。下記4タイプの上司には要注意だ。
1)威圧的な態度:部下が仕事の進め方などを提案した時『100年早いわ!』と言ってくるタイプ。本気であればかなり攻撃的。なぜか?内面に自信がないから。自信があれば頭ごなしに拒絶しない。あるいは、『こういう理由で今の方法がいいんだよ』とじっくり説明できるはず。
2)論破しようとする:相手を従わせたいという気持ちから起こる。楽だからしてしまう。常に100の力で論破する。本来は相手の意欲を残しておくために、50の力で済ませるべき。それができないのは、自分が上司からそうされてきたからかもしれない。あるいは上司の仕事は部下を従わせることだけ勘違いしているかも。
3)嫌味を言う:効果がなければ、不快感を生むだけ。人が傷つくことをして喜ぶ人も一定数いる。標的にされないように、信頼できる上司に相談するのみ。
4)若者を見下す:人は年を重ねると保守的になるもの。加齢によって新しい価値観を受け入れにくい。社会の変化を嫌い、社会の風潮、時代は絶えず変わっていくもの。新しい価値観を理解できない、物事を見下しがちになる。
⇒自然なこと。いつも時代も起きてきた。若者文化への批判は常になる。副業、YouTuber、定時帰り、男性への育休など。40代に入ったら、自分は保守的になりがちな年齢だと自覚すること。
■昭和気質の会社⇒長時間労働を良しとする、社員旅行や運動会などイベントが多い。飲み会で上司とのコミュニケーションを図る。家族ぐるみの付き合いを重視する。
昭和=労働時間に比例して業績アップ vs 平成令和=効率を求められる時代
若い人を考えを受け入れること。自分の感覚と時代の価値観の差を認識すること。
従わせるより考えさせることや対等に意見交換することが大事。もっと若い人の柔軟性や足りない部分を受け入れる姿勢が重要。
参照:
https://mbp-japan.com/jijico/articles/15111/
あり金は全部使え。堀江貴文
驚きや感動、娯楽、快適さなどの付加価値を対価が払われる時代。
もしもの時に役立つのは、お金で培える知恵や豊かな経験であり、お金を貯めるだけでは何も生まれない。むしろ積極的に使って、自分の価値を膨らませ、新たな生産の循環が生まれる。好きな事にチャレンジして、美味しいものを食べて、面白い人と出会い(縁)自分を磨くこと。貯金だけにとらわれないこと。
■安定志向を捨てるべし
やりたい事があれば、あきらめずに挑戦し続けること。現実と向き合い対策を考え抜くこと。
お金はただ貯めるより、使って得た経験は社会に出てから役立つ。コミュ力のレベルが上がり、出会う人のランクも上がる。
誰よりも早くチャレンジすること。失敗した経験より、得られた経験の方が貴重。
上手くいくプロジェクトはやりたい事の塊のリーダー+優秀な専門家によってうまくことが多い。強い気持ちを持つと優秀な人が助けてくれる。ジョブズなど有能なビジネスマンは行動の欲求レベルが高い。
会社勤めのメリット。仲間との結束感を感じる。
■遊び倒せ
何でもまずやる!面白いことを逃したりチャンスを失うな。
面白いことがないという人⇒感度が低く、やることを重ねていない。挑みを実践。
全ての物事をできるを前提に、できる理由だけを考える。どうせ無理なんて考えるな。
うまくいく方法は動いているうちに見つかる。
学びと遊びは同じ。重ねた分だけ経験値が上がる。
ビジネス飲み会は積極的にいくべし。面白い会話を楽しみ、磨かれた目でジャッジをしてもらうのよし。
没頭すること。情報を浴びて、思考を続け、掘削(くっさく)すること。そして、工夫の喜び、達成感が湧いてくる。ブレーキをかけるな。
誰だって好きな遊びはあるはず。遊びつくして、はまるとその向こうに何かが見える‼
■金で買える時間はすべて買え
田舎を出ろ。地元でずっときた親は、古い価値観や常識で
チャンスを得るための有用な相手としては信用するな。親は子供を縛り言うことを聞かせないものなのだ。田舎は『遠くにあって思う』ぐらいでいい。
職住近接:職場の近くに住め。満員電車のストレスは戦場の最前線の兵士が抱えるものと同じレベルという研究もある。仕事のモチベーションも下がる。わずか数万で命や時間を削るな。しっかり休んで、生産的な時間を生むために通勤は近いに越したことはない。
行列は避けろ。手数料をけちらず、もっと時間を有効に活用することを意識せよ。
■節約はするな
食事に投資せよ。食文化は歴史や地学と通ずる。勉強にもなる。酒食に費やし人脈を豊かに。投じた以上の機会創出と知識を満たしてくれる。自分の経験値も上がる。ライフステージを上げるチャンスと思って、美味しいものに費やそう。
思考の筋トレを怠るな。物事を深堀して本質を見極めるのに重要。物語を丁寧に読む事で思考力を鍛える。読書に限らず、面白い人と出会って話をしたり、珍しい場所を訪れて体験を重ねるのもいい。
成功するうえで大事なことは『小さな成功体験を積み重ねること』⇒そして大胆になれる。
物は捨てろ。モノは不安を増幅する装置。『なくしたらどうしよう』『失うと自分は欠けてしまう』という余計な不安が頭の中に生じる。何一つもっていない赤ちゃんに不安があるだろうか?
■財産をブランド(信用)に変える
新しい試行錯誤や挑戦を重ねていくと、出会いの縁は広がる。自由に好きなように動いていると、同じような動きをしている人と同期して勝手につながる。
食事はご馳走するのが堀江流。相手が面白い人かどうかを見るヒントにもなる。
美味しさを伝えるしゃべりの上手さ、話すときの振る舞い、座の話の回し方、頭の良さが見測れる。会話から持っている情報のレベルもわかる。
欲しいモノはすぐに買う。便利さ、快適さを高めてくれたり、何かポジティブな効用のある情報を手に入れるチャンスでもある。優れた体験を逃すな。
貯金型から投資型思考へ。どう1万円活用するば、100万円にできるだろうか。お金の役割を考える。
アイディアは実践して価値を生む。
■ゴールを設定するな
多くの人と出会い、遊び、飲んで笑って日々を過ごす。楽しむことに従って行動すれば、巡り合わせのポジティブな循環が生まれる。
参照:
キュレーション(されたニュースメディア):インターネット上の情報を特定の視点で収集、選別、編集することで新しい価値を持たせ公開すること。Curation. 例:All About, TABI LABO, NewsPicksなど。
ソーシャルレンディング:『ネット上せお金を借りたい人、企業』と『ネット上でお金を貸したい人、企業』を結びつける融資仲介サービス。
シェアリングエコノミー:共有経済。モノ、サービス、場所などを多くの人と共有交換して利用する社会的な仕組み。例:カーシェアリング、レンタル農園、ファッションレンタル、家事代行マッチング会社
ブロックチェーン:ネットワークに接続した複数のコンピュータによりデータを共有することで、データの透明性、耐改ざん性を実現する送金システム。
損切り:値下がりした株式、証券、外貨を売って損失を確定すること。損だと分かっていても自分の持っている株券を売却すること。これ以上悪い結果になる前に手を打つこと。
資金繰り:クラウドファンディング、他企業からの融資、補助金の申請など。
無尽(むじん):尽きることがないこと。
レバレッジを効かすとは?:小さな自己資金で大きな投資効果を得ること。他人資本を使い少ない自己資本で収益を上げること。
講談:400年以上前から始まった伝統話芸。歴史を面白くわかりやすく話をする。
承服(しょうふく):主張、説得の旨を承って、もっともだと思いそれに従うこと。
シヴァ神:幸運、吉兆を意味するシヴァ。サポートを望む人々に恩寵(おんちょう、神のめぐみのこと)を与える神さまのこと。
対峙力 寺田有希
誰にでも堂々と振舞えるコミュニケーション術=対峙力
=相手を認め、自分のことも認めてもらって話すこと。逃げない、媚びへつらわない、委縮しない。初対面・目上の人・気難しい人・面接・営業・知らない課題
■まずは自分を知ること。
周りからどんなことを自分に求められているのか?周りから上手だと言われる特徴や個性は何か?⇒自分の得意な事をまず磨き、自分にも周りにもプラスになるようにする。
まずは『やるべきこと』と『できること』を全力でトライして、力がついたら『やりたいこと』のチャンスにつながる。
■自分ができることを1つずつ重ねていけば、自分だけの道ができる。これが自分の一番の近道。(想像できるルートやプラン通りでなくてもいい。)
①誰に対してもひるまないスキルを身に着つける
・台本よりチェックリストを使え。ポイントだけ抑えればあとは自由。
・相手のスキル(話す力、専門性など)を見極めて、聞き役に回ったり、会話を誘導したり柔軟に。
・求められている役に徹せよ。⇒また声をかけてもらえるように。トライ・アンド・エラー。
回数+意識⇒上達・洗練
・自己紹介。相手を優先せよ。自分は名前のみ⇒その後の会話で知り合っていく。自分のアピールより名前を覚えてもらうだけでOK。
・場の空気を大事にする。笑顔と目的を再確認。明るく振舞うといい空気が生まれる。
・仕事の準備の仕方⇒SNSを確認。本人の人となりを知れるし、最近の発言や行動を話題にして話しをしやすくなる。困った時のネタとしても使える。そういえば、最近○○もされているんですよね。●●に行かれてましたよね?など相手が話したくなるように。
投稿が少ない人=話を聞きだすのが難しいと想像できる。
・知らない話題が出た時⇒自分が詳しくない事を開示して、相手がこちらにどれだけ知識があるのかを伝える。知ったかぶりは相手にも失礼だし、見栄を張るのもかっこ悪い。『すみません、〇〇のことはよく理解できておりません。これから勉強していきます』
・相手の褒め方。上辺の言葉はNG.相手の本当にすごいと思うところを探す!お世辞は言わない。外見など『生まれ持ったもの』『変えられないもの』については触れない。
会話の中で『その人がこれまで頑張ってきたこと』『努力してきたこと』をほめる。
目上の人には『相手に自分がしてもらって嬉しかったこと』を伝える。
②いつでも必要とされる存在になる
自分の役割に全うする。例:堀江さんの説明をわかりやすく、世の中の代表として橋渡しすること。思った事を世の中代表としてそのままいえばいい。⇒集中力アップ、実力アップ、周りに惑わされない。
弱点は誰にでもある。人の弱点に気をとらわれず、目の前の相手に本気で対峙せよ。
自分の弱点を受け入れろ。相手の良いところを尊敬して学んだ方が物事はうまくいくし、人生は豊かになる。
③信頼できる自分に変わる
■自分の素質・長所を知る、他人の長所も見つけろ。
誰かがいいね、すごいねと褒めてくれたことを磨く。プラス思考に。
謙遜はもったいない。誉め言葉はそのままありがたく受け入れる⇒認める習慣
自分がその場にいることには必ず意味がある!!その事に気づけ!
スターでなくても、自分の居場所を見つける。
・自意識過剰になるな、他人はそれほどあなたに関心はない。
・知らないアンチよりも、身近な(直接関りのある)人の反応に耳を傾けるべし。
・一人で反省する時間も大事。他人を巻き込まない。愚痴や周りのせいにしてしまいがち。
実力をつけるために、反省する時間を作る事。自分と向き合うこと。
④自分の可能性を広げる
したいことだけを待つな。まずはできる事、期待されている事をやってみる。⇒仕事の幅や可能性を見出すチャンス!柔軟にどん欲に何でもやってみること。
『やったことはないけれど、たしかにできるかもしれない。よしやってみよう!』モットー。
とにかく道を前に進めること、ゴールに向かうことが大事。
・やりたいことがない。それでいい。理想を追い求めても予想外の連続の世の中。だったら目の前のやるべきを全力でやって、その積み重ねがキャリアになっていく。積み重ね+結果
⑤対峙力で開ける未来
自分を応援してくれる人を10人つくる。自分のしたい事やできる事を話して、チャンスをつかむ。
人と比較するな。自分を持ち味を大事にして、人と比べて優劣をつけなくていい。そうすれば堂々と自信をもって目の前の相手と、自分と向き合える!
参照:
対峙力(寺田有希・クロスメディア2020)
蜂蜜まんじゅう
蜂蜜まん本舗。創業1953年。津市では有名なお店。
親戚が松阪で水谷養蜂(ようほう)所を営み、はちみつを使ったお菓子を開発。愛称『はちまん』でした親しまれた津のソールフード。1個60円良心的。皮は香ばしく、中のこしあんは熱々、そして蜂蜜の素朴な甘さが広がります。老若男女に大人気!
参照:
伊勢神宮⑤ 神道的生き方
■笑顔で生きること。笑う門には福が来る。
自然と共鳴し、神さまと絆を深めるには笑って楽しく生きること。笑うことは『お祓い』とされ、邪気を祓い、エネルギーを浄化すると言われている。
面白いとは、顔(面)がはっきり(=白い)と見えたという意味。暗闇から現れた天照大御神が光に照らされて八百万の神々の顔がはっきりと見えたというエピソードから。
予祝:先に笑って祝うことで望む現実を引き寄せること。例:春祭り=先に秋の豊作を先にお祝いする。これを見て神さまが穀物を実らせてくれる。
■今現在の瞬間に集中する。
神道の基本。『自分自身の現実を絶対的に肯定する』
『神代在今』=かみよいまにあり。今この瞬間が理想の時代という考え方。未来は確定してもらず、今のあり方でどのようにでも変わっていく。上手くいかないことがあっても、それを受け入れ、プラスに転じる行動や姿勢が大切。敗者復活もあり。与えられているすべてのものに感謝する。
※『今さえよければいい』ということではない。過去から学び、今この瞬間の判断が未来を創っていくという考え方、生き方。
例:200年後の式年遷宮を考えて、今ヒノキを植える。誰もが喜べる未来を想像して逆算して今を大切に生きる。
■VS他宗教
キリスト教⇒天に任され、天国で生まれ変わる未来を理想とする。(未来)
仏教⇒釈迦が生きていた2500年前の世を理想としている。(過去)
■神様と人は保証関係
血縁で結ばれたかわいい孫のようなもの。たとえピンチに陥ったとしても必ず保護して再生を約束してくださる存在。いかなる時も安心して受け止めてくれる存在。そして間違ったことをすると、叱るけれども正しい道へと導いてくれる存在。
■世界平和よりまずは自分の幸せを。
自己犠牲は神様が悲しむ生き方。自己犠牲とは自分が我慢すること。
例:職場での理不尽な扱いや人間関係⇒自分の成長の糧として、他人から感情面で影響されないこと。
仕事を辞めるときは『ハッピーエンド』に。周りから惜しまれる存在であれば、次の職場でも頼りにされる存在で社会貢献につながる。
世界平和よるまずは自分の平和。あった事もない人の運命を背負う覚悟は誰にでもできるものではない。⇒神さまが守ってください。役目が違う。
まずは自分の幸せを。そして身近な人や直接話せる人に喜んでもらえることは何かを考える。
自分の先に伸びる道を歩いていけば、必ずその時々に必要な人と出会わせてくれる。この出会いに気づいて大切にすること。
また自分が発する言葉やエネルギーは自分に必ず返ってくる。だから、自分を清めてニュートラルな立場で自分自身と向き合うことが重要。
前向きな願いが強ければ強いほど、神さまからひらめきや出会いが跳ね返ってくる。
■神道の究極の生き方
自然体。周囲の人と調和しながら、毎日を楽しく暮らすこと。あるものに感謝して今日一日をしっかり生きること。
参照:
吉川竜実:一番大事な生き方は、伊勢神宮が教えてくれる。(サンマーク出版)
伊勢神宮④ 労働観と式年遷宮
■なぜ最速で経済大国になれたのか⇒日本人の『労働観』
『労働』は『罰』や『苦痛』ではなく神聖なものであり、喜びでもある。
日本の神さまは働き者。天照大御神⇒天上界で機織りや稲作に携わる。
天皇陛下⇒春には田植えを、秋には稲刈りをされる。
例:『海幸彦』『山幸彦』⇒漁労や狩猟を生業とした神さま。
■西洋の神は?
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教⇒『労働』のない世界。キリスト教において人間は、働かなくても暮らせる『楽園』から追い出された『原罰』を背負う存在。罪を持つ人間には『罰』として労働がかせられる。
■なぜ日本の神さまは人と同じように働くのか?⇒あの世はこの世のすぐ側にあるから。
神々の世界と人間の世界はすぐ側にあるという考え方。相通じて、反映しているという捉え方。
『隠り世(かくりよ)』:神々の世界。あの世、死後の世界。高天原(たかまのはら)がある。『現し世(うつしよ)』:この世。日没と日の出はあの世とこの世が通じやすい瞬間。
■式年遷宮(しきねんせんぐう)とは? 世界的に稀有なシステム。
20年に一度、社殿を建て替えるシステム。現代まで62回行われ、社殿はすべて古代と同じ御用材(ごようざい)を使い、同じ仕様で式年遷宮開始から1300年あまり造営され続けている。690年天武天皇がご提案され、時代の持統天皇(じとう)が実施。遷宮とは宮を遷すという意味。具体的な特徴:素木(しらき)の建物 茅葺き屋根(かやぶき=稲で作った屋根)社殿は100以上もあり総額550億円。する事3点①『社殿の造営』②『神宝を新調する』③『神々に新社殿にお遷り頂く』
VS世界では⇒ギリシャのパルテノン神殿。巨大な石造り。今は信仰の対象ではなく、観光地。
■なぜ神さまの住まいを遷すのか?⇒定説はない。
生命を循環させ、伝統を守る古代からの知恵。実践編:『鳥総(とぶさ)立て。』大木を伐採したあとの切り株に割れ目を入れ、その木の枝の先(梢=こずえ)を挿す習わし。木を使わせて頂くことに感謝して、木の再生を願う。
■神宝の調整
⇒伝統技術を後世に伝えること。例:染織、鍛冶、漆芸、金工、木工、竹工
■式年遷宮がなぜ1300年も続いているのか?
『足るを知る』文化。⇒もっともっとという拡張思想をもたなかったから。
To be satisfied with what you have. 感謝の気持ちを忘れず、いつも笑顔でつつましく。
日本は内向き志向。過度に欲望をもたず、あるものと今で満足する謙虚な精神であり美徳。
島国の日本で人々は生まれ、代々その土地で自給自足を送り一生を終える。⇒身の丈にあった暮らし方。
参照:
吉川竜実:一番大事な生き方は、伊勢神宮が教えてくれる。(サンマーク出版)