胸腰筋膜(きょうよう・きんまく)
■胸腰筋膜=腰と背中にある膜で、背中が丸まってしまわないよう支えてくれている。
この胸腰筋膜は、大殿筋(大臀筋)と広背筋と連結している。
※筋膜とは:筋肉の周りや皮膚の下にある薄い膜。筋膜は全身に張り巡らされており、身体を支える役割がある。筋肉よりも筋膜は痛みを感知しやすい。
■役割:背中が丸まってしまわないように支えている。
■筋膜の特徴:本来色々な方向に伸びるが、傷ついたり、特定の筋肉が過剰に働くと、動きが悪くなってしまう。萎縮(小さくなる)、筋膜同士の癒着、筋肉と筋膜が癒着する。⇒コリ、機能障害、筋肉の柔軟性の低下、関節可動域の低下を引き起こす。
■筋膜は鍛えられるの?:ない。筋膜は筋トレのように負荷をかけて肥大化したりパワーが出るわけではなく、ストレッチを行い柔軟性を高めることで、こりを解消したり、筋肉の持続的な筋収縮を機能させる役割がある。
■柔軟性を高めるには?:腰局部をマッサージではなく、背筋(広背筋)や大殿筋のストレッチや筋トレを行うことで、胸腰筋膜が連動して機能が高まる。
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■胸腰筋膜の中にある腹筋系筋群⇒お腹をコルセットのように巻くインナーマッスル。
内腹斜筋(ないふくしゃきん);腹横筋(ふくおうきん):脊柱起立筋
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■腰を反らす(丸める)ときに使う筋肉⇒脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
■腰痛の種類
筋膜性腰痛症:筋膜の障害が原因で発生する腰痛。重い物を持つ姿勢やスポーツの無知な体制により発生しやすい。
腰椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症(せきちゅうかん・きょうさくしょう)
※狭窄=すぼまって狭い事。窄む=つぼむ:細長いものの先が小さくなること。
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■改善法
1)背中・お尻のストレッチ:サイドレッグツイスト、膝寄せ、キャットバック、
2)広背筋・お尻周りの筋トレ(ストレッチで問題ない人~):例ローイング、デッドリフト、スクワット、
3)体幹系トレーニング:バックキック、ヒップリフト、プランク、など。
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参照:
https://oaksbest.co.jp/shinkyu-seikotsu/kashiwa/2020/12/09/post-762/