NZTAKMANのブログ

30代。政治経済/社会/異文化/筋トレ/チームマネジメント

35歳の教科書 藤原和博

f:id:nztakman:20210704214853p:plain

キーワード:1万時間の技#組織人間になるな#ナナメの関係をつくれ#健康や家族、学習#複眼思考#納得解#修正主義

 

今から始める戦略的人生計画 40代は人生のクライマックス。いろんなビジョンを実現できる時期。それでは、35歳でするべき準備は、養分を吸収し、技術を蓄積し、必要な人脈とネットワークを作っておくこと。(さらに、経済的な基盤や家族の基盤もあればなおよい。)

多様で複雑で変化の激しい時代へ:①身軽であれ。借金は作らない方がいい。

②時間を買え。グリーン車を利用したり、カフェで朝会をしたり、集中できる有意義な時間を作れ。代行家事もいいかもしれない。

③仕事(組織)にささげるな。家族との時間や健康に投資せよ。読書やボランティアでもいい。藤原さんの提案:例:10時間(仕事集中)×100日=1000時間。年収上限500万円。

後の、2000時間(3分の2)は自己投資に使え。副業が生まれるかもしれないし、勉強の成果が出て、年収が上がるかもしれない。家族やコミュニティと関われる時間ができるだろう。

=================================

■1章)なぜ人生に戦略がいるのか:これからは正解のない成熟社会だから。

自立したオリジナリティのある人生こそ幸せな時代。モノではなく精神的幸福さ。

⇒なぜか理由①健康:組織人間ではいつか疲れて健康を害するリスクが高いから。

②対人スキル、人間力:会社以外の人間と通用しない人になるな。つまり、年齢や属性を超えた人と関わること。積極的に地域社会に入っていくのが良い。

相手との接点を見つける事。プライベート、価値観などを引き出し、深い話し合いができる準備が大事。

キーワード#自由#知的#興奮#交流#チャレンジ#即興#個人の選択
=================================

■2章)戦略的ライフプランのすすめ

10代に身につけるべき力は『集中力』と『バランス感覚』

■集中力:ひとつの物事に集中する癖をつけること。対象は何でもいい。ピアノ、そろばん、スポーツなど。仕事で成功するには、10代で集中した経験をすること。

■バランス感覚(遊べ):人付き合い。遊びの中での程よい力加減。他者との距離感、妥協感覚を身に着ける。

20代―30代『夢中力』×『打ち込めるテーマを探すこと』

■『夢中力』=1つのスキルを体得するまで訓練すること。仕事に打ち込み、とにかく数をこなすこと。普遍的な技を磨くこと。

■『会社以外に打ち込めることを見つける事』50代まで続けられそうなテーマ:
好きなこと、興味があること、コアスキルと組み合わせると大きなパワーになりそうな事は何か、を見つける。例;旅行×釣り、漫才×介護、グルメ×コミュニティなど。

■思考力は正解ではなく、『納得解』を探せ。

『納得解』は自分で納得でき、かつ他人も納得させられる解。前例を根本的に疑ってみる視点。これまでにないサービスを生み出す可能性を秘めている。

■修正主義のすすめ。答えのない成熟社会では、悩んでも始まらない。まずやってみて、やりながら修正していくのがベスト。

■読書のすすめ:一日1時間、2時間。隙間時間に読書を重ねて思考力や会話力を高めるべし。やがれ、本が書けるようになったり、大きなエネルギーとなってノウハウが身につく。

=====================================

3章)クリティカルシンキング=『複眼思考』=他社との対話=クリティカルシンキング

テレビやニュースを批判的に見てみること。正当性、妥当性を評価すること。

例:中学生に携帯は必要ない。コンビニは便利だから必須だ。など賛成、反対両方の立場で物事を考えられるか。⇒インテリジェンスを蓄積させること。大人に成熟し、あやつられず自分で考えて行動できるようになる。

==============================

4章)自分だけのキャリアを築け

肩書きを排した自分の魅力は何か?

組織に依存せず、自分という人間をもっているのか?

⇒『組織内自営業者』感覚が大事。会社の資産やリソースを使い、自分のスキル、専門性を磨くこと。自分らしい働き方をイメージして働くこと。

============================

5章)つなげる力で仲間を増やす

人間関係はベクトル合わせの連続。夫婦関係は他人とどう両者が納得し合える話し合いが大切。自分の理想を追求しつつ、相手の意見も尊重すること。

ナナメの関係を作れ。利害関係のない第三者や子供たちとの関りを作ること。

社会人として成長し、組織外の人脈が自分を鍛えてくれる。ボランティアに積極的に飛び込んでゆく。※タテ:親や子供との関係。 ヨコの関係:友達。