憲法改正とは①
■歴史(独裁から法の支配へ):絶対王政(1トップ体制)は、決断は早いけど、王様が暴走(利益に走る)しやすい仕組みに問題あり。⇒『王様でも守るべきルーツを作るべき』という考えが広まる。=17世紀イギリス『権利章典』
■憲法は特別な法律。⇒権力者が守るルール。対象例:天皇陛下、国会議員、官僚など。
憲法のルールは少ない。11章103条。
法律は国民が守るべきルール。憲法は大枠で、法律は具体的。
■現状は?
完璧ではない。例:民主主義⇒まだUpdate中。なぜなら戦争、差別など今でも起こっているから。時代によって手直ししても良いのでは?
■なぜ改正論が今?論点
第9条戦争放棄⇒戦争のための武力を保有しない。
■自民党の悲願。
自衛隊を国防軍にする。警察予備隊⇒保安隊⇒自衛隊
■アメリカの当時の思惑。
東西冷戦、朝鮮戦争など、日本とアメリカの子分として軍力を適度に保有してほしい。
一方で、強くなりすぎても困る葛藤。アジアの壁として利用したい。
■55年体制とは?⇒憲法改正までに至らない与党野党との勢力構成。
自民党が誕生した年。(資本主義、自由主義、親米⇔格差をなくす、反金持ち優先、社会主義、社会党に対抗して)
■キーパーソン
岸信介:A級戦犯として巣鴨拘置所(東京)に勾留(こうりゅう、拘束のこと)。
1960年日米安保条約:日米の軍事的同盟を強める条約。アメリカよりの軍事体制。その後退陣。
■安倍晋三:防衛庁⇒防衛省へ。岸信介の政策を実現させたい。
アベノミクスでまず実績を作る。憲法改正したい。
第96条改正案⇒頓挫(とんざ、勢力が急に弱まること)する。
個別的自衛権:やられたらやり返す。
集団的自衛権:友達の敵は俺の敵。例:アメリカが攻められていたら、日本も協力するよ、という姿勢。
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①押しつけ憲法論(日本人が作ったわけでなない。敗戦でアメリカは日本を戦争を起こしにくい民主主義国家へと変えたかった。):法案を作成した幣原喜重郎(しではら・きじゅうろう)が却下されたため、GHQ草案が採用された。⇒解釈:日本人が作っていない。
戦前の大日本帝国憲法:基本的人権は法律で制限できる、国家のために徴兵やルールに強制力があった。
②時代に合わせた変化論:例:第24条『結婚について』両姓の合意が必要。
現代:LGBTも一定数ある。何が問題か?例:病院で家族以外の面会ができない、相続問題(パートナーに相続できない)
■憲法改正手続きは?
衆議院2/3 + 参議院2/3 + 国民1/2⇒ハードルが高い。
参照:
https://www.news24.jp/articles/2018/03/30/07389275.html
https://www.news24.jp/articles/2017/10/17/04375262.html