米ロ首脳会談　6月16日ジュネーヴ

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バイデン大統領とプーチン大統領による首脳会談（3時間）。

■背景：双方とも両国過去最低の状態と述べる。

アジェンダ：アメリカ側：中国に対抗する上でこれ以上ロシアとの関係を悪化させたくない。

ロシア側：核軍縮を含む『戦略的安定性』や環境問題の分野で関係正常化を目指す。

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■議題と成果

■核軍縮Nuclear Disarmament：『戦略的安定対話』を開始することで合意。

⇒相互抑止の均衡を崩さないようにしながら、核装備を制限、削除、全廃すること。

核軍縮条約『新START新戦略兵器削減条約』を今年5年延長したことを強調。

新戦略兵器削減条約：11年に発行。両国が配備する政略核弾頭や大陸間弾道ミサイルなどの運搬手段の上限を決める。⇒両国の安全保障と世界的の戦略的な安定が目的。

■大使問題：両大統領、自国に戻っていた双方の大使を帰任させることに合意した。

■サイバー犯罪対策：2021年。ブラジルの大手食肉加工会社にロシア拠点のサイバー犯罪組織のハッキングを受けた。2019年にはテキサス州の約２０の地方自治体へ一斉攻撃。

※サンラムウェア攻撃：サイバー攻撃の手口の１つで、組織のネットワークに入り込み、ファイルを暗号化したりユーザーが使えないようにして解除と引き換えに『身代金』を要求するこ

バイデン大統領：サイバー攻撃の非対象リストをプーチン大統領に手渡した。

バイデン大統領⇒プーチン政権がサイバー攻撃に対策を取らない場合には相当の措置をとると警告。

■ウクライナ対策：西ウクライナ（ヨーロッパ、米派、軍事支援）VS東ウクライナ（ロシア派）ロシアは緩衝地帯としてクリミア半島を領土にしたい。南下政策のために航海ルートを軍事面、経済面で重要視している。⇒首脳会談進展なし。

人権問題：収監（しゅうかん）中のロシア野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の扱い：

2020年8月にロシアシベリアを旅客機で移動中に体調が悪化。神経剤ノビリョクによる毒殺が図られた疑い。プーチン大統領は認めない。

参照：

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