谷川士清(ことすが)1709ー1776
江戸時代の国学者。『松坂の本居宣長』と『津の谷川士清』で有名
1709年に津の八町(はっちょう)で町医者の長男として生まれる。
本職は有名な産科医であったが、傍ら国語学の研究と執筆に傾斜した。
■業績『和語通音』⇒日本初の動詞活用図表。+
国語辞典の先駆である『和訓栞』に取組み、士清がなくなった後も遺族の手によって受け継がれ、100年の歳月をかけて刊行。
■反古塚(ほごづか):草稿をうずめるために1775年に築いた塚。自らここに穴をほって原稿を埋めたと言われている。塚=土を小高く盛り上げたもの。
参照:
■国学とは
江戸時代に『古事記』や『万葉集』などの古典的書物を研究し、儒教、仏教(=中国から)が日本に影響を与える前の日本人独自の民族精神を追求した学問。
『外国に影響される前の日本人はどんな民族だったのか?』を研究する学問。⇒儒教や仏教が入る以前の日本固有の神の思うままに政治をしていた昔の方が世の中はうまく回っていたと考えるようになった。
■特徴:尊王思想:
天皇家を尊ぶ思想で、江戸時代後期には天皇を幕府よりも優位とみるようになった。『天皇は神の子孫で神の意志を伝える』⇒『神意のままに政治を行うべき』⇒『天皇が政治を執るべき』
■復古神道:
儒仏を排除した日本古来の純粋な神道。平田篤胤(あつたね)が大成させた思想。惟神(かんながら)の道、つまりすべて天皇の意思のままに、を唱えた。復古神道は、全国の農村、町人に浸透し、幕末には武士にも影響。
https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/rekishi/kenshi/asp/arekore/detail.asp?record=75
https://www.info.city.tsu.mie.jp/www/sp/contents/1001000011148/index.html
https://liberal-arts-guide.com/kokugaku/
https://nihonsi-jiten.com/kokugaku/
https://mainomichi.com/mblog/retro-shintoh/
https://sekainorekisi.com/glossary/%E5%BE%A9%E5%8F%A4%E7%A5%9E%E9%81%93/