門かぶり・松
枝が横に長く伸びだ松⇒広い意味では、場所は門に限定しない。松の仕立ては、『直幹』『曲幹』『斜幹』の3種類あり、門かぶりは、『斜幹』仕立てのものを指す。
■背景(説):⓵(門に迫力をつける演出)屋根付きの門が格式高い家にしか許されなかった時代に、民衆の間で『門かぶり松(』②(鑑賞目的)あくまで庭に趣を出す存在として植えられ始まった説。江戸時代後期から明治時代にかけて縁起物として、普及。
■役木(やくぼく):日本庭園における、庭の景観の趣をだすために植えられる庭木のこと。
■松⇒常緑で長寿のため縁起のいい木。古代から神が舞い降りる対象物(依代=よりしろ)として信仰の対象として親しまれてきた。神仙思想で松は仙樹(せんじゅ)と決められてきた。
■屋根付き門:古くから日本家屋にみられる屋根付きの門。和の雰囲気を演出し、建物に一層の風格を与えてくれる。
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参照
https://www.elle-rose.co.jp/column/article.php?column=38&page=11