NZTAKMANのブログ

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マオリ族の価値観と日本文化の類似点

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祖先崇拝: 年功者を敬う民族。マラエという神聖な建物(テ・ファレヌイ)のは、その部族の家系や歴史が彫刻で表現されていたり、亡くなった人々の遺影が飾られ、先祖との繋がりを尊う文化。

アニミズムWAIRUA マオリ語で霊魂の存在を認め感じ尊重すること。幸せになるには、神秘性を受け入れることが大切とされている。マオリ文化では健康になるには、この神秘性(魂の感受性)がもっとも重要だと言われている。日本の八百万神と共通する。

例:タンガロア(海の神)、クジラ(トホラ=マオリ族の祖先パイケアを助けた神聖な動物)ヒスイPounamu(神秘的な力を持つ石)など。トンガリロ国立公園―マオリの聖地。崇拝されている活火山。

自然崇拝 山や大地、湖から様々な関りが生まれ(生活するために水を得る、木から道具を作ったり、燃料にしたり)、生活の中で自然を敬い協和する精神が育ったこと。自然の生命力を感じ、その恩恵を受けながら人間が生活できることを認識し人々はそれを大切にしてきた。

■日本と類似点:神木vsタネ・マフタ

魔よけの狛犬(KOMAINU,guardian dogs)vs テコテコ(ティキ)像

裏白(清廉潔白、長寿の象徴)vs シルバーファーン(前進や躍進の象徴、NZの国章)

島国であること。(外部から新興宗教が入ってこない環境・独自に自然崇拝的宗教観)

■集団主義/部族社会 タトゥーで自分が所属する部族を意味仲間意識が強く、部族の一員であることを重視する精神。秩序と規律と統制を重んじる。

■武家社会:普段は農作業で生活し、戦場で勇猛果敢(ゆうもうかかん)に戦う武士。

名誉を重んじる部族社会仲間(家系)や部族の為に戦う。日本の武家社会と同じ。

■農耕民族―クマラを主食とし、ポリネシアから持ち込んだ野菜、自生する植物も食べ、パタカという高床式倉庫で食べ物を保存した。狩りや漁でモアや魚を採って食べていた。

■徳-MANAを重視する。貨幣経済ではなく精神的な充実を重んじる価値観。

宗教ではなく、人が集団、社会で生きてくうえで大切な事を人から人へを自然に伝わった。他者や地域社会を大事にする気持ち。

■神聖な集会所:MARAEと神社

Marae-先祖の肖像画や部族のルーツを彫刻で表現。家族の行事を行ったり、訪問者の歓迎や死者との別れを行う神聖な集会所。神社―神様を祀り、家内安全や五穀豊穣など幸せを祈願する神聖な場所。厄除け効果も共通する。

参照:

https://www.newzealand.com/jp/feature/marae-maori-meeting-grounds/

https://www.maorimenshealth.co.nz/te-whare-tapa-wha-health-whare/taha-wairua-spiritual-health/