外宮・古殿地(こでんち)
伊勢神宮へ参拝に行き、外宮の中で一番パワー(神秘的、神聖なエネルギー)を感じたので調べてみた。
■古殿地(こでんち)
広々とした白い玉砂利の敷地に小さな小屋(=覆屋おおいや)がポツンとあり、御正殿が以前にあった場所。この小屋の場所には以前の遷宮まで社殿(=正宮しょうぐう)があり、次の遷宮で社殿が造営される御敷地。古殿地は、次の遷宮まで静かにその時を待つ。次回の式年遷宮は2033年。飛鳥時代の690年から約1300年受け継がれる儀式(技術継承)。
感想:たくさんの御神木に囲まれ、綺麗に手入れさえた玉砂利は神秘的な空間であり、間(=余白)を感じるだけで特別な力を感じた。光が差すとさらにオーラが伝わってきた。
■覆屋(おおいや):貴重な文化財や史跡等(神聖な物)を雨風から保護するために、それらを覆うように建設された簡易な建築物。
■心御柱(しんのみはしら):伊勢神宮の正殿(せいでん=主神をまつる本殿、神宮では御正殿:ごしょうでん)、床下中央部に建てられる柱をいう。日本の神は、木や柱に降臨するとされ、神聖な場所とされている。
■正宮(しょうぐう)とは祭神が祀られている中心施設で最も神聖な場所。豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りしている本殿。(内宮では天照大御神をお祀りしている場所)男神のため、鰹木(かつおぎ)は奇数の9本で(内宮は偶数の10本)、千木(ちぎ)は垂直に切られている(外削ぎ:そとそぎ⇔内削ぎ:うちそぎ)。
■別宮(べつぐう、わけみや):正宮と関わりの深い神をまつる格の高いお宮のこと。内宮に10所、外宮に4所ある。
■豊受大神宮(とようけだいじんぐう=外宮):天照大神のお食事を司る神=豊受大神が祀っている。内宮創建から500年後に山田原(やまだのはら)に迎えられた。衣食住をはじめとする産業の守り神。一般的に日頃の感謝の意と国民の幸福を祈願する場所。創健は雄略天皇22年(日本の第21代天皇)。
『豊』:豊か、豊穣の意味。『受』:食べ物(五穀)のことをウケといった。例:朝食(あさげ)夕食(ゆうげ)など、『ケ』が由来のなごり。
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参照: