鏡餅とは
■前年の豊作に感謝して、翌年の豊作や幸せを願い神様からの祝福を受けようとする信仰の名残から。晴れの食として、みんなで分け合って頂く神聖な食べ物。年神様へのお供え物。
■なぜ餅なのか?
=特別な存在。奈良時代の『豊後国風土記』によると、余ったお米で大きな餅を作り、
それを的にして矢を射ると、その餅は白い鳥になって飛んで行ってしまった。その後、家は衰え、水田は荒れ果てた野になってしまった話。転じて、粗末に扱ってはいけない。
また餅を食べると力がつき、生命を再生させる力があると信じられた
■なぜ鏡?丸いのはなぜ?
鏡(昔の銅鏡に似ている)は魂が宿り、丸は家庭円満 (Family Happiness)を表し、1年をめでたく過ごす願いから。
■なぜ2重にするのか?
円満に新たな一年を重ねるという意味。
■どこに飾る?
床の間や神棚が飾るといい。
玄関に飾って良し派とはし派と地域差あり。家の中の神聖な場所に大切にする気持ちが良い。
■いつ飾る?
12月28日がいいとされる。八は末広がりで縁起がいい。
■いつ食べていいの?鏡開き=鏡餅を頂ける日
年神様の運気や力を分け与えてもらい、一年の無病息災を願う意味がある。
1月11日まで飾っておく(鏡開き)。刃物を使って切ってはいけない。めでたい正月
を『切る』のは縁起が悪い。鏡を開く→鏡を開きという。
■道具や各名称
■三方(さんぼう)→四角い台座で三面に穴がある。神様へのお供えものに使う台。
■橙、みかん→柑橘系はビタミンCが豊富で風邪予防=不老不死の霊果
橙は『代々』の家系が続くように願いが込められている。
■御幣(ごへい)→赤は魔よけ。白は四方に手を広げた繁栄の祈願。
■四方紅(しほうべに)→災いをはらって一年の繁栄を祈願する。
■裏白(うらじろ):心に裏がない、清廉潔白。
■譲葉(ゆずりは):親から子へと代々受け継がれる願い。
■正月は大掃除をして、年神様をお迎えして、おもてなし、そしてお見送りするための一連の行事。おせちは年神様へのごちそうであり、お年玉は年神様の御魂(みたま)を分け与えるという意味がある。(昔はお年玉はお餅であった)
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https://www.aussie-fan.co.jp/contents/foodcoordinate/foodcoordinator/1988
https://oceans-nadia.com/user/26633/article/91
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