門松とは
■年神(歳神)様が尋ねるための目印や依り代(よりしろ=神霊が寄り付く、宿るもの。)として、玄関や門にお正月に飾る飾り物。
主役2種
■松(Pine Tree)=寒い冬にも強い生命力、長寿の象徴。
平安時代から神様が宿ると信じられれてきた。
■竹(Bamboo)=鎌倉時代以降に、松と同じように常緑樹(Evergreen Tree)も一緒に飾るようになった。真っすぐに成長が早い竹は生命の象徴。未来への希望。
奇数が縁起がよく、7:5:3の長さで切りそろえる。
ふしの部分をそぎ切りにすると、1)笑顔のようで縁起がいいとされた説がある。
2)三方ヶ原(浜松)の戦いで負けた徳川家康(松)が武田信玄(竹)への悔しさのあまり竹を削ぎ切りに切り落とすよう命ずる。そしてその気持ちを詩にしたところ、家臣たちの気勢があがったことから。『まつかれて たけたくひなき あしたかな』松は枯れず、武田軍こそほろぶだろう、と
■松は千歳を契り、竹は万代を契る。
永遠の繁栄を意味する。千歳(せんざい=千年、長い年月)万代(まんだい=永遠に)契る(ちぎる、約束すること)
脇役3種
■梅(Plum tree):うめを飾る人もいる。『百花(ひゃっか)に先駆けて咲く梅』と言われ、差寒さを越して、どの花よりも一番に咲くという縁起のいい花。春はすべての始まりであり、糸人を嬉しい気持ちにさせてくれる。喜びや始まりの象徴。
■南天(ナンテン Nandina domestica)メギ科ナンテン属、中国原産。当て字で『難転』災難や難関を転じる意味から、縁起のいい植物。江戸時代から魔よけ、火災除けとして玄関に飾られた。
■葉牡丹(ハボタンBrassica):11月から2月に色づき、華やかな葉。アブラナ科アブラナ属の多年草。耐寒性が高い。花言葉が『祝福』『愛を包む』と縁起物
■飾る期間:しめ縄と同様に、年末(12月13日以降)から1月7日まで(松の内、神様のいる期間)
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■モミの木(Fir Tree):キリスト教のクリスマスツリー。冬の厳しい寒さにも強い=永遠の象徴。マツ科モミ属の常緑針葉樹。日本でも自生、北は秋田から南端は屋久島。
参照:
https://www.popalpha.co.jp/blog/post/miya/kadomatsu
https://gardenstory.jp/lifestyle/20517
https://engimono.net/luckycharm/iaqas/
縁起物の代表格「松竹梅」もともとは縁起物ではなかった?その理由とは | よきこと|縁起物手帳 (engimonolist.com)
縁起物の代表格の松竹梅。この三つが縁起がいい理由は? | 一般社団法人 日本和食卓文化協会 (nihonwasyokutakubunka.com)
門松を飾る意味を知ってますか!?竹の切り口にもこんな意味がある! - 知らなきゃ損するAtoZ (good-wisdom.com)