文字(指先)を書く効果
指先を動かすのは、脳機能を活性化につながる。文字を書く、折り紙、ピアノなど。
キーワード:ワーキングメモリ、集中力、思考力
文字を書く場合
- 集中力、忍耐力が養う(文字を頭でイメージして、指先に集中する動作)『書く』は左脳を使い、『考える』は右脳を使う。→脳全体を使い、手を動かす運動神経。無心になることは、心を落ちつかせるリラックス効果。
- 自分の思考を言語化する。
例:日記は過去を思い出し記憶を整理する。何を書くか取捨(しゅしゃ)選択。その時の感情や思考を言語に変換。
- 記憶力の維持
タイピングするより自分のメモの方が記憶力を定着するのに効果的。
ピアノの場合
- 集中力と忍耐:右手と左手で違う動きをする。反復練習。
- ワーキングメモリ:計画性と記憶力。打鍵をしながら、目は楽譜を読みながら、今出している音を耳で確認する。学力や知能に影響すると言われている。
- 二重課題:複雑な情報を同時に処理。音の高さ、リズム、強弱など引きながらより演奏の演出を加える。
折り紙の場合
- 集中力:裏表の確認、イメージしながら折る。無心になれる=心を落ちつかせる。
- 創造力:色や質感を自分の好みに組み立て、想像する。
- 思考力、空間認知力:②でイメージした完成図をどうすればできるか、考える。展開図を見て折り幅を確認する。
用語:
ワーキングメモリ:作業や動作に必要な情報を一時的に記憶処理する能力。読み書き、計算など日常のあらゆる判断に関り、この機能が弱いと、忘れっぽかったり、一度に2つ以上の事を処理するのが苦手、になる。発達障害のある子どもが苦手とする機能。
国語、算数、理科の学習に密接している。
前頭前野(ぜんとうぜんや、前頭連合野とも呼ばれる):考える、記憶する、アイデアを出す、感情をコントロールする。判断するなどの働きを担っている脳の前頭葉にある領域。 前頭前野が衰えると、物忘れ、考えること、キレたり、感情的になったり、やる気の低下につながる。大脳皮質の約30%を占め、成長は20歳まで続くと言われる。
大脳皮質:大脳の両面に広がる神経細胞の灰白質(はいはくしつ=神経細胞がある領域)の薄い層のこと。
脳:大脳(脳の80%占)+脳幹(呼吸、循環)+小脳(=運動調節機能)。
参照:
文字を書くことで脳を活性化できる:https://www.career-rise.info/blog/to-write/
脳機能の低下を防ぐには『手書き』が有効だ:https://toyokeizai.net/articles/-/310753?page=4『字を書く』こと『手書き』することで得られる効果:https://yuh-oscarblo.com/knowledge/1526/
脳が育つ『指先を使った遊び』https://kodomo-manabi-labo.net/yubisaki-asobi
ピアノが脳トレと言われる理由:https://ichionkai.co.jp/contents_noutore.html
前頭前野が仕事の成果を左右する:https://dime.jp/genre/913209/