萬家太平春(ばんか・たいへいのはる)
■意味・由来:どこの家にも、誰にでも平和で穏やかな春が訪れる。
春という季節はすべての家庭に対して等しく訪れるものだ。家の繁栄を表現し、心和む言葉。
萬家⇒あらゆる家。全ての家。萬=万事。ばんじ。すべての。
書道や茶道で選ばれる格言。
■作者:小林太玄(たいげん)師。
1938年~中国生まれ、兵庫育ち。6歳で出家、臨済宗、大徳寺派大本山、龍宝山の住職(京都)。
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参照:
https://blog.goo.ne.jp/rikyu_2010/e/1b3416af184f7b411bd41e2befcf4b95
https://ameblo.jp/purepapa24/entry-12580717530.html
http://www.e-seizan.co.jp/dougu_list/kakemono/kobayashi/
ひな人形・ひな祭り
■ひな祭とは?3月3日の行事で女の子の健やかな成長を願うもの。
もともとは中国から伝わった『五節句』のひとつの『上巳=じょうし=3月3日のこと』。
季節の変わり目は昔から邪気が入りやすいとされていて、昔は中国では川で身を清める習慣があった。日本では紙で作った人形で自分体を撫でて、穢れを移し川に流して邪気を祓った。⇒今でも残る『流し雛』のこと。
■ひな人形とは:人形に女の子の穢れを移し厄災(やくさい)を身代わりになってもらうのが由来。
■雛遊びとは?
雛とは、『小さくてかわいいもの』という意味。平安時代に貴族の子供の間で広まった人形遊びが始まり。やがてこの人形遊びと、上巳の節句の厄祓いが重なり、ひな祭りとして人形を川へ流すことになった。その後、人形の技術が発展し、時代と共に川へ流すものから飾るスタイルへと変化していった。江戸時代には人形を飾る女の子の行事として定着した。
■いつからいつまで飾るのか?:決まりはなし。目安は2月4日頃(立春)から3月3日の(桃の節句)まで。桃の節句が終わったら、ひな人形のその年の役目は終わるので早くしまった方が良いと言われている。※迷信⇒片づける時期が遅れるとお嫁に行くのが遅くなる。
■どんな事をするのか?ひな人形に桜や桃の花、雛あられや菱餅を飾ったり、ちらし寿司やハマグリの料理を楽しむ節句祭り。
■菱餅:由来;中国の上巳節(じょうしせつ=3月に厄払いをする行事)に母子草(ははこぐさ)を入れた餅食べる習慣が日本に伝わったのが始まり。日本では母子草は、縁起が悪いとヨモギに改良され、明治以降は桃色が加わって定着した。(※元々2色だったのは、母と子が健やかにという願いを込めて。)
ひし形は心臓や心の形を表しており、娘を邪気から守り、健康を祈る意味が込められている。菱餅は3色構成。
赤(クチナシ=魔除けの色、解毒作用、桃の花のイメージ)、緑(ヨモギ=魔除け)には邪気を祓う植物として信じられていた。
白=(菱の実)=子孫繁栄、長寿、純白の雪のイメージ。
■桃の花:開花が3月中旬から4月下旬で、邪気を払う神聖な木と考えられた。
■ひなあられ:娘の健康を祈願して食べるようになった。あられは4色で構成されており、四季を意味している。『桃、緑、黄、白』⇒『一年を通して娘の幸せを祈る。』
※3色の場合は、『白・緑・赤』。⇒自然のエネルギーを得られますように。白=雪の大地、緑=木々の息吹、赤=血と命。菱餅を外で食べやすくするために砕いたのがあられ説が有力。
■ハマグリの吸い物:旬の貝。二枚貝で、対でないと合わないことから仲の良い夫婦の象徴。一人の伴侶と末永く暮らせますように。
■ちらし寿司:明確な由来はなし。しかし、平安時代に始まった『なれ寿司(=発酵させた寿司)』は見た目が地味で匂いも独特だったが、江戸時代により華やかなちらし寿司へと変化した。具財に意味あり。海老:背中が丸くなりまで長生き。レンコン:先まで見通しがきく。豆:健康でマメに働ける。
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■橘:柑橘類の一種。果肉は非常に酸っぱく種が大きいためそのまま食べるのは不向き。
ジャムや果実酒などに加工されることが多い。
菱の実:
参照:
https://omatsurijapan.com/blog/about-hinamatsuri/
https://www.furacoco.co.jp/column/2020/3174
https://www.tougyoku.com/hina-ningyou/column/hina-matsuri-recipe/hinamaturi-hamaguri/
https://allabout.co.jp/gm/gc/220647/
最終面接
■役員は何を見ているか?
役員面接:『わが社に入社するのにふさわしい人材かどうか』を見極めている。
『入社を想定して、企業のカラーや風土とマッチしているかどうか』
一次二次面接(面接官が一般社員や人事担当)⇒スキル、職歴などが実務能力重視。
■落ちる人の特徴:
志望動機・入社意欲が感じられない。⇒嘘っぽい、第一志望ではない。
発言に一貫性がない⇒これまでやってきた事と志望動機が矛盾している
企業の下調べが甘い⇒企業研究、知識が乏しく本気度が感じない。
■対策
企業研究:マッチングを意識した準備。社風、企業理念、経営方針、事業方針との相性。
自分がどう活躍できるかをアピールする。『事業をどのようにさせていきたいか』を聞かれることも。『将来どのような仕事にチャレンジしていきたいか』
働くイメージを伝える:どんな仕事がしてみたいか。どんな社会人になりたいか。
どんな夢や目標があるか。会社にどんな貢献ができるか。
マナーも大事。堂々と目上の人とも会話ができるか。自己アピールできるか。
入社意欲:併願状況を聞かれたら『他に受けている企業もありますが御社が第一希望です』
なぜこの企業で働きたいのか、発揮できる能力が『御社だから』ということが伝わるように具体的に伝えると良い。
あいさつ:『失礼します』だけではなく、『入社のイメージが湧き、入社意欲が高まりました』『御社で戦力になれるように頑張ります。どうぞよろしくお願いします』など一言添えるだけで積極性が伝わる。
逆質問:『こまでの面接でご説明いただきましたので、特にございません。お話をお聞きし、入社意欲が高まりました。よろしくお願いいたします』もあり。
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参照:
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/caripedia/76
https://internshipguide.jp/columns/view/final-interview-defeat
面接官の印象あるある
■応募者から面接官の印象#あるある
1)決定者はだれか:面接官が多く、責任逃れをしているような印象。
2)ズレた雑談。和ます目的なのか、笑わせるような雑談が多々あり、真剣さが欠けるような印象。
3)管理者のコミュ力/質問力。面接リーダーのプレゼン力、語彙力、熱意、抑揚などメッセージがぼやけた。『社内調整は大変ですよ』⇒どのように大変なのか?それについてどう思うのかの確認はないのか。リーダーのプレゼン力が弱いと、こういう上司とやっていくイメージにワクワクできるかどうか。
4)応募者への関心度:本当に必要とされているのか?期待されているのか?
⇒その会社の強みは何なのか、会社への愛着・プライドは何か、なぜこの会社で働きたいのか、どんなことを実現したいですかなど感情面のこだわりや繋がりを確認するやりとりがなかった。淡々としていると、会社への関心もニュートラルになる。
5)危機感・ビジョン・ピリッと感大事。⇔これがないと『のんびりした印象』。
会社の強みは?⇒品質の追及さ。形にできる技術力。これをグローバル展開していくにはどんな戦略があるのか。取組みは?今、どんな状況で何が足らない、だからこんな人材が欲しいです。詰めると話がわかりやすい。
努力は一生、本番は一回、チャンスは一瞬。
■心得:一瞬のチャンスを掴むために、努力を重ねる事の重要性。
努力をしないと本番もチャンスも与えられない。地味さ=自分の弱さ。どれだけ自分の未熟さに向き合い、克服するために努力できるかどうか。本物は、チャンスで成果を出す。
つまらない練習を毎日、地味に積み重ねて大きく花が咲く。
弱い自分に勝てるような毎日を過ごすこと。夢はでっかく、根は太く。
■努力を続けるには?
自分を追い込むこと。周囲に宣言したり、目標を決め言い訳する逃げ道を作らないこと。
また地味な努力にこそ価値がある。派手さを求めれば周りがみえず、見えだす事ばかり考えてしまう。やがて楽をしようと手を抜いたり、傲慢になってしまう。そうなると、本番も与えられないし、チャンスで絶対にいい結果は出ない。
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参照:
トヨタ自動車は新しい試験実験場を同業者へ開放。
2021年12月17日
ソノラ砂漠に位置するトヨタアリゾナ性能試験センター(TAPG)の敷地内にあるアリゾナモビリティーテストセンター(AMTC)では、11650エーカーの広大な広さ、合計77マイルの舗装道、ダートトラック、高速周回路を備えている。
TAPGは、自動車業界全体の製品試験場、開発の場としてAMTCを近日提供することを発表しAMTCのテナントやサービスの運営管理をIntrertek Transportation Technologies社に委託することを決定した。
『TAPGは世界トップクラスの設備を誇り、より良い自動車作り、長期的な業界レベルの貢献を目指して活用されるだろう』と北アメリカ副社長のRandy Stepherns氏はコメントした。
この設備はトヨタとテナント企業の双方にとって継続的発展のために、事業収入源と新たな価値の創出の機会をもたらすのである。
Intertek社は、同試験場の運営にあたり、人員確保、スケジュール管理、メンテナンス、セキュティ対策、テスト工程の監督を担当する。テナント企業にとって、ATMCが新たなリーシングビジネスの場として魅力がある。
Intertek社のGavin Cambell氏はこのように発言しました。『自動車業界全体が革命的変化の時期を迎え、我々が最先端のOEMやタイヤ業者を含む自動車関連業者の製品開発においてより優れた製品が市場に出る支援ができることを楽しみにしています。』 以上
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語彙:
Toyota Arizona Proving Grounds(TAPG):アリゾナトヨタ性能試験場
The Arizona Mobility Test Center(AMTC):TAPG敷地内にあり、アリゾナ自動車試乗センター
Proving ground:実験場
High speed oval:高速周回路。
Dirt tracks: ダートトラック。泥土()の競走路。
Acres:エイカー。面積の単位、約4047㎡。
Capital intensive asset:資本集約資産。大きな資本が必要な資産。例:試験場、工場設備など。
Paved/ Unpaved:舗装された
Forefront(名詞):最前線、最先端
Original Equipment Manufacturing OEM:自社で製造した製品を自社ブランドではなく他社のブランドで販売する製造業者。例:コンビニのプライベートブランドのロゴの張ったお菓子商品。Or アイフォンも多くが海外で生産されているOEM商品である。
『技術力VSブランド力』下請け企業やメーカーは高い技術ノウハウはありが、自社ブランドがなかったり知名度が弱い。そこでブランド力のある企業に『こんな商品を企画したのですが、あなたのブランド名で販売しませんか?』と提案。ブランド会社は商品を開発、企画する手間が省け売れれば、技術企業、ブランド企業双方に利益が出るメリットもある。
メリット1)自社オリジナルブランドの商品を作れる。2)在庫リスクを低減。通常小ロット生産のため、在庫過多の懸念が解消される。3)販売に専念できる。ブランド企業は商品開発をしなくてよいので、その分人的、経済的リソースを販売促進に特化できる。
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参照:
https://www.wardsauto.com/industry-news/toyota-opens-proving-grounds-other-oems-suppliers