NZTAKMANのブログ

30代。政治経済/社会/異文化/筋トレ/チームマネジメント

ひきこもり

■ひきこもり

ひきこもりとは、6カ月以上にわたって、家に籠り(こもり)就学や就労、家族以外の他人との密接な対人関係を築かない状態が続く現象。その原因が精神疾患とは考えにくい状態を示すこと。趣味の用事の時だけ外出する、近所のコンビニなどに出かける、自室からは出るが、家からは出ない、自室からほとんど出ない、状態。

2015年の内閣府の調査によると、15歳から39歳の方で推計約54万人、出現率1.5%となっている。2019年の調査では、40歳から64歳の『中高年のひきこもり』は61万人を超え、深刻な社会問題となっている。そのうち男性が4分の3を占めている。

 

■原因:引きこもり始めた原因は、失業(退職)、就職発動の失敗、職場や人間関係になじめなかった、ストレスにより病気など挫折経験が多い。就職氷河期(93-05年)の就職難を経験した世代が多い。1970年―1982年生まれ。

 

■現状:ひきこもりことで家族や社会との関り(接点)が希薄化し長期化する仕組みとなっている。仕事につけないことで、収入面、健康面、社会面、対人関係など様々な面で影響を及ぼす。長期で孤立すると、コミュニケーションが上手くいかず、当事者は不安で怒りっぽく閉鎖的になるやすい。家族や他者からの支援も、おせっかいや説教と伝わってしまい一層プレッシャーになる傾向が多い。当事者は誰に頼っていいのか、社会に安心できる場所がないと悩む。

 

■対策と解決法:

親御さんがひきこもっている子に対して、共感的に理解する、接することができる。本人の不安をあおらず、『本人が安心して引きこもられる関係づくり』を目指す。対話ができる関係づくり。行動が制限され、誰とも会いえない状況は誰にとっても苦しい。

  • 親が精神科医や専門窓口に相談すること。(すぐに就労や自立を促すのはNG)
  • 精神科医も相談先のひとつ。『ひきこもり地域支援センター』『精神保健福祉センター』全国1400の自治体支援窓口。
  • 相談していることを、本人に伝える。やめてと言われても、心配するのは当然のため押し切ってOK
  • ③を繰り返していると、本人も少しずつ変化し、受診や集団療法につながる。やがて、ボランティア、バイトなどの社会参加につながる

 

参照:

中高年のひきこもり:

https://www.fnn.jp/articles/-/1790

50代のひきこもり、脱出の道

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO6692490002122020000000/

ひきこもりについて:https://medicalnote.jp/diseases/%E3%81%B2%E3%81%8D%E3%81%93%E3%82%82%E3%82%8A?utm_campaign=%E3%81%B2%E3%81%8D%E3%81%93%E3%82%82%E3%82%8A_%E5%8E%9F%E5%9B%A0&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo#%E5%8E%9F%E5%9B%A0

ひきこもりの原因ってなに:https://snabi.jp/article/29

就職氷河期ってなに?:https://employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/13475/

 

■バブル崩壊

経済ショックのこと。株価や地価が1991年から1993年にかけて急落し、その影響で不動産や株に投資した企業の経営は破綻し、生き残った企業給与面や雇用が縮小し失業者や非正規雇用者が増えた。その結果国家全体の消費が落ち込んだ。その後の『失われた20年』景気停滞期。

■バブル景気

1985不況打開のため日本政府は公定歩合の引き下げ(金融緩和政策)を実施。その結果、企業の業績は回復し、株価も上昇。株や土地、設備への投資が盛んになる(86―91年)。投資が盛んになると、対象の資産価格が上昇、やがてその価格は実際の価値とかけ離れたものとなる⇒バブル景気

■就職氷河期:1970年から1982年に生まれ、1993年―05年卒の就職難の時期。現在38歳-50歳。不景気に陥った企業が新卒採用人数を絞ったため、求人倍率が低下したため。正社員枠が減り、非正規雇用のみ。フリーターや派遣社員が出現し、ひきこもりやニートが増える。