NZTAKMANのブログ

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伊賀の国 さるびの温泉

「けさんの湯」

石造りの湯(サウナ、水風呂、ジェットなど)と木造りの湯(ミストサウナ、寝湯、酒樽(さかだる)風呂、升(ます)風呂など)がある。お湯は無色透明で肌に優しくアトピーや切り傷、神経痛などに効能あり。大人一人800円。

湯上りも保温効果が高く、石造りの露天風呂は炭酸水で疲労回復におすすめ。

水風呂が冷たすぎないのもいい。泉質は、ナトリウム、炭酸水素円、塩化物温泉(ほのかにぬるっとした質感)。

■そうぞの森『さるびの』

そうぞ=伊賀の方言で、みんな、おおぜいの意味。

ねのび(子延)=温泉が湧きだした場所。

さるみの=松尾芭蕉の俳句から。

■松尾芭蕉の俳句、『猿蓑(さるみの)』から。

初時雨(はつしぐれ) 猿(さる)も子蓑(こみの)を 欲しげなり

伊賀越えの山中で雨に遭遇した。自分はさっそく蓑を腰に巻いたが、寒さの中で樹上の猿たちも子蓑を欲しがっているようだ。俳句の本質でもあるユーモアを自由でのびのびした味わいがある。(自由闊達:かつたつ)

■地理

伊賀盆地の北東に位置する大山田市域。閑静な森。

森林が全体の62%を占め、盆地特有の寒暖の差が大きい内陸型気候。降水量は比較的少なく日照時間が長い。水系は大阪湾に流れ込む淀川の源流域であり、近畿圏城の水源地となっている。自然環境の保全に対して住民の関心が高い。

伊賀牛

布引(ぬのびき)山脈からの清流、四季の寒暖の差、伊賀盆地特有の豊かな自然環境で育ったブランド牛。芳醇な香りとコク、とろけるような柔らかさを持つ。明治時代に東京に出荷して認知度が上がった。

■伊賀米:全国食味官能試験で最高評価の『特A』を何度も獲得しているブランド米。湖底にあった豊富な植物が体積した栄養分が豊富な土壌と、ミネラルが豊富な清水、内陸性気候でもっちりとしたねばりのある良質米ができる。

■こんにゃく

地元でとれたこんにゃく芋をつかった無添加こんにゃく。素朴で淡白な味わい。食物繊維が豊富。水はけが良く、日当たりのいい山地が適している。

 ■地酒若戎(わかえびす):1853年に酒造業を開始。伊賀青山の澄んだ空気、青山高原から流れる清水、良質の伊賀米。寒さの厳しい冬。恵まれた環境の中で品質を追求するこだわりの銘柄。芭蕉の『年はみな人にとらせていつも若戎』から。

毎年正月に売るに来る夷様の紙札(かみふだ)の顔は一向に年を取らない。これはお札があまりに売れて、正月に歳をとっている暇がないからではないか。そんな馬鹿なことはないだろう、と若さをユーモアに載せて強調した作品。

 ■伊賀焼:鎌倉時代から始まる伊賀の粘土をつかった焼き物。粘土は古琵琶湖層から産出され、耐火性が非常に高いことから、何度も焼成して完成する。土の風合いがあり、土鍋に最適。

参照:

 

※蓑=藁(わら)を編んでつくった雨具。

初時雨:その年初めて降った雨のこと。冬の季語。

松尾芭蕉(1644-1694):江戸時代前期の俳諧(はいかい)師。伊賀出身。

 

http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/haikusyu/sarumino.htm

https://kobun.weblio.jp/content/%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%81%97%E3%81%90%E3%82%8C

https://www.sarubino.com/?page_id=23

https://www.city.iga.lg.jp/0000003613.html

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jwea/42/2/42_230/_pdf

https://www.riemon-wine.com/SHOP/268950/280040/list.html