NZTAKMANのブログ

30代。政治経済/社会/異文化/筋トレ/チームマネジメント

大和と伊勢をつなぐ飯高の旅 5月4日 

f:id:nztakman:20210504225439p:plain

f:id:nztakman:20210504225600p:plain

 

■飯高:豊かな山(と川)は、古くから大和から伊勢の国を結ぶ要衝(ようしょう:交通や通商の上で大切な地点)として発展してきた。神秘的な景観と渓谷(けいこく)や滝は息を飲む絶景であり、疲れを吹き飛ばす見ごたえや澄んだ空気感がある。

櫛田川。高見山から伊勢湾に注ぐ一級水系の本流。天照大御神が全国を巡行の際、この地で櫛を落とされたことから。豊富な水量から、農業用水や森林資源にも利用されてきた。清水。(松阪もめん)

■いいたかの湯(香肌渓:かはだきょう):露天風呂から見える山の景色が最高。緑茶シャンプー、ボディーソープは飯高ならでは。よもぎの湯や蒸し湯などやさしめ湯質は、ハイキング後の疲れの癒し。

珍布峠(めずらしとうげ):
天照大神と天児屋根命(あめのこやねのみこと)がばったり会われ、『おお、めずらしや!
』と言われたことから。

礫石(つぶていし):天照大神が天児屋根命と国境を決める時に、川に投げ入れて国境を決めた場所。

■和歌山街道:伊勢と春日(奈良)の国分け説

水屋神社(大楠神社):おおくすさん。大和の春日大社の行在所(あんじゃいしょ:天皇が外出の際の一時的な居住施設)。ご神木である大楠は、推定樹齢1000年を超える、県内有数の大木。県指定天然記念物。

赤桶(あこう):1148年(平安時代)の伝統行事『春日(奈良)大社へのお水送り』の由来。水屋神社のほとりにある『閼伽桶(あかおけ)の井』から、清和天皇が859年に春日大社へ奉納を始め、正月歴を創ったといういわれから。その後、諸願成就、小藩繁盛の霊水(神水)として奉納してきた。

 

■飯高の特産品

お茶:伊勢茶発祥の地、『飯高町・飯南町』のお茶を使った深蒸し茶が有名。

大谷嘉兵衛(おおたにかへえ)ゆかりの地。江戸時代には幕府の献上にもなったほど良質なお茶を製造。

しいたけ:香りが高く、肉厚でうま味のある上質なしいたけ。

だらやき:飯高で昔から愛される手作りヨモギ入りパンケーキ。香りが良く、老若男女に愛される味。

でんがら:朴(ほお)の葉で包んだ蒸し菓子で中にアンが入っている。四角くして、棒葉の葉脈で結んだことから、田んぼに見えるでんがらと呼ばれた。
野(の)あがり餅とも呼ばれ、田植えなど農作業が一段落したら、各農家で作って食べているお菓子。

ジビエ:狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉のこと。日本では獣害対策の副産物として鹿肉や猪肉を食材として活用している。

 

参照:

https://blog.goo.ne.jp/goo25715/e/85e2aad85b4b4752dea4daeb1620eeb6

https://www.shirokoya.com/saijiki-bak/saijiki2003-1.html

https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/culture-info/tubuteishi-yamatohimenokahi.html

https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/kaidou/rekisi/rekisi8/index7.htm

https://matsusaka-kahada.jp/mountain/index.html

https://club.montbell.jp/privilege/fshop/search/disp.php?shop_no=892014

 

閼伽(あか)とは:仏様にお供えする水のこと。仏教用語。サンスクリット語Arghaが語源。

由緒ある=物事の経てきた筋道。りっぱな来歴。