NZTAKMANのブログ

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世界人口問題

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2019年の国連の報告によると、世界の人口は77億人から2030年には85億人(10%増)、そして2050年には97億人(26%増)2100年には109億人(42%増)へと増え続ける事が予測されている。特にサブサハラアフリカ(例、ナイジェリアやコンゴ)は人口増加ペースが高く、カカオやゴムといった換金作物に依存した農業生産者は、子供を『教育する』のではなく、農業生産を上げる労働者として産むわけある。安い賃金と輸入国からの需要に縛られ、貧困家庭が後を絶たない構造(貧困拡大)になっている。土壌汚染(環境破壊)も食い止めないといけない。
人口が増えれば、インフラ不足(食料、水、エネルギー、住宅、教育、医療など)の対策もグローバルな課題となってくる。

 

日本の人口は、2008年(1億2800万人)をピークに減少し続けると予測されている。2020年現在、出生率は1.2と低く、1億2600万人の人口は2050年には9700万人まで減ると言われている。さらに超高齢社会が加速し、人口比率の約40%が65歳以上を占めると懸念されている。若者が減り、高齢者が増える傾向だ。このような人口統計の変化に伴って、考えられる社会問題や労働市場の変化を考えてみたい。


1) ビジネスチャンスは国外に。国内の消費活動は必ず減る。海外市場に着目すること。例、高い技術を持った歯科医師の派遣
2) 仕事は探すより創る。限られたポジションを競い合うより、自分のネットワークで新規とリピーター顧客を作ること。会社ではなく自分を売り込め。
3) 生産年齢の延長と副業が当たり前の時代:65歳以上でも仕事ができるよう常にスキルアップや経験値を上げていく。例、人生経験豊富な保育士

副業も常に考え、不況や緊急時にも収入を安定させる(コロナや貿易規制など)。例、ブログ収入
4) メンタルヘルス:先が見えにくい社会ため、不安やストレスを抱え込む人増加。例、うつ対策、自作予防、相談できるコミュニティ作り
精神的幸せの追求:物質的な満足から心の豊かさへ。例、家庭菜園、アウトドア、ボランティアなど。
5) 高齢者問題: 交通事故、孤独死、介護問題など。誰がどう助けていくのか。医者は足りるのか VS タブレット在宅診断進むのか
6) 人間教育:誰が若い人達を教育するのか、道徳教育、社会性、愛国心、人生観。技術からでは学べない人間の生きるための教育。人と人との繋がりをどう作っていくのか。


未来を悲観する必要はないが、社会の変化を敏感に感じながら、個人が主体的に考えて動き、柔軟に対応できるかがこれからは一層問われそうだ。

 

参照:
国連世界人口推計2019
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/33798/
5分でわかる人口爆発と貧困
https://chikyumura.org/2016/11/population-explosion.html
世界の人口増加により起こるビジネスチャンスとは
http://world-conect.com/worldpopuration-bijinesuchance
アフリカの人口21億人に倍増
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46414670R20C19A6FF8000/