トヨタ電池開発に1.5兆円投資
豊田自動車は7日、2030年までに自動車用電池の生産と研究開発に約1.5兆円を投資すると発表。パナソニックと共同で出資する車載電池の生産子会社が、日本、中国に工場を持つ。
■背景:世界で脱炭素の流れが強まり、ハリブリッド車と電気自動車の需要拡大に向けて、電池コストの削減が大きな課題となる。
■目標:材料や構造の開発によって30%以上の低減を目指す。
■期待:高性能な電池として現在主流のリチウムイオン電池から全固体電池へ転換、実用(2020年代後半)
リチウムイオン電池:◎小型、軽量、エネルギー密度が濃い(高出力)、長寿命(8年―10年)△EVには不向きな寿命が課題。
固体電池:◎安全性、固体のためショートしにくく発火のリスクが小さい、安定性=低温高温でも凍らず、冷却装置も不要
■課題⇒△『高出力(←3倍可能と言われている)、短時間充電、コストの削減』がどれだけできるか?
■エネルギー密度とは、バッテリー(電池)の単位質量から、取り出せるエネルギーのこと。いかに、小さな・軽いバッテリー多くの電気を取り出せるか、ということ。電気出力の指数。
参照:
https://jp.reuters.com/article/toyota-battery-idJPKBN2G30GT