ハレとケ
晴れ(=特別)と褻(=日常)陽と陰のようなもの。
■意味
ハレの日は祭礼や年中用事を行う日。晴れ着を着たり、神聖な食べ物である餅や赤飯を食べたり、お酒を飲んで祝って特別な日を示すこと。例:正月、節句、七五三、お盆など
ケの日とは普段の日。日常のこと。褻(=ケ)はけがれるとも読む。
病気や天災などで順調にいかなくなることを『気枯れ』=『ケガレ』といって忌み嫌い、禊ぎ、清め、祓いをした。単調になりがちな生活にケジメをつけて、『ハレ』の日を迎える繰り返しで暮らしが成り立つ。特によくない力が働くときを指す。
■柳田国男(明治8年から昭和37年日本民族学の開拓者):民族学者が日本人の伝統的な世界観として表現、定義した。正確な出現時期は不明。
■服装や食べ物、儀式などを変え、生活にリズムや変化をつけていた。
生活の中で循環の良いリズムを作る考え方。上手くいかないときを乗り越えたり、整えることで特別な日をお祝いできる人々の生活文化。楽あれば苦あり。バランスを維持することが大事。
参照:
https://www.i-nekko.jp/nenchugyoji/haretoke/
https://jpnculture.net/haretoke/