日韓秘密軍事情報保護協定について
General Security of Military Information Agreement(GSOMIA)
2016年に締結された日本と韓国での軍事情報を共有し、第三国に漏洩しない協定。
(因みに日本は7か国と協定を締結中:アメリカ、NATO、フランス、オーストラリア、イギリス、インド、イタリア、韓国。)
他国が戦争を仕掛けてきた際に、同盟国同士が情報を共有する事で、効果的な安全保障対策の構築を目的とする。脅威国は主に北朝鮮、中国と仮定され、この協定は日米韓相互の防衛協力政策である。
メリットとデメリット
日本は、韓国から北緯38度線の監視情報と脱北者から北朝鮮の秘密情報が必要で、反対に韓国は日本が持つレーダーにより弾道ミサイルの追尾情報や衛星写真の情報収集が鍵となる。
2019年8月韓国がこの協定を延長しないことを決定。文政権の日本政府(輸出管理の運用見直し)への対抗措置との見方が多い。
破棄による問題
この情報共有システムを破棄すると、日本は北朝鮮の情報が受け取れにくくなり、韓国は日本の電波情報を入手できなくなり国防の危険性が増すだけである。日韓共に北朝鮮中国に対して防衛対策の連結がとりづらくなり、侵略行為の抑止力は軽減する。そして国際的な信頼関係が損なわれる結果となりメリットはないといってよい。
これから再締結はあるのか、今度の日韓関係に注目したい。
参照
1)GSOMIAとは何かわかりやすく解説!
https://yudainews.com/gsomia-nihonnomerito/
https://taikan-enta.info/gsomnia-wakariyasuku/
2)もし明日、韓国との軍事協定が破棄されたら、どんな問題が起きるか
https://www.businessinsider.jp/post-196501