渾然一体(こんぜんいったい)
Blending together well
■意味:種類の異なるものが互いに溶け合ったり、混ざり合ったりしてそれぞれの区別がつかないさま。渾(まじる、にごること)。
『種類が違うもの同士が上手く混ざり合う』ニュアンスあり。
上手く融合して機能している様。
渾然一体はモノに対して使われることが多い。
■由来:中国前漢時代の淮南子(えなんじ)という本に紹介されたのが始まり。
■類語:一心同体(いっしんどうたい):多くの人が心をひとつにし、結びつくこと。
⇒人の様子に対して使う表現。
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■例・使い方:
ビジネス:すべての社員が渾然一体となって目標に向かい知恵を出し合い工夫してこの危機を乗り越えたい。
スポーツ:選手たちが渾然一体となって強敵に立ち向かい勝利に導いた。
音楽:オーケストラは多くの楽器が渾然一体となり美しい音色を奏でる。
社会:あの地域は多くの民族で渾然一体としていたが、今はそれぞれ独立した国になっている。
この辺りは昔から商店と住宅が渾然一体となっている地域だ。しかし、今では商店がかなり減ってしまった。
京都は、古い建物と近代的な建物が渾然一体となることにより住みやすい街開発が進んでいる。
食:小倉トーストは和食と洋食が渾然一体となってできた新しいメニューである。
参照: