梅雨とは
■5月下旬から7月下旬まで続く雨がよく降るシーズン(雨季)のこと。
日本は東西南北に広い為、地域によって梅雨入りと梅雨明けの時期がずれる、
沖縄⇒5月2週ぐらい、東北地方⇒6月の2週から梅雨入り。(1か月のずれ)
梅雨前線が止まり続ける(梅雨入り)、梅雨前線が北へ移動し晴れる日が続き始める(梅雨明け)。
■北海道に梅雨はない。
⇒なぜか?梅雨前線が東北地方辺りに来ると消滅してしまうから。南からの空気の力が強くなり、北から来る空気の力が急速に弱まって前線が消滅してしまうから。
■梅雨になる地域。
東アジアの一部の地域(朝鮮半島・中国の南部)
■秋にも長雨がある。
長雨(ながあめ)。秋霖(しゅうりん)とも呼ぶ。
===================================
■梅雨が起こる仕組み
1)梅雨前線ができる
オホーツク海気団 VS 小笠原気団
※前線とは北から流れてくる冷たく湿った空気と、南から流れてくる暖かく湿った空気がみつかる場所のこと。前線では湿気の違う空気がぶつかるので雲ができやすく、天候が悪くなるから。
2)雲ができ雨が降る。
■暖かい空気の方が軽いので上昇する。
■暖かい空気に含まれていた水蒸気が上空で冷えて雲ができる。
■雲の中の水滴が大きくなると、雨として地上へ降りてくる。
⇒どちらの空気の勢いが弱くなるまでこれらの工程を繰り返す。
■梅雨の恩恵
1)夏に向けて飲料水、生活用水の確保。ダムにたまった雨水を利用。
2)野菜や米が育つ
日本の気候に適した作物を作っている。梅雨に農業用水の水をダムや貯水池に貯められる。
安定した生産量、価格安定。
3)アジサイ、ハナショウブ、クチナシがきれいに咲く。
梅雨に咲く花
アジサイ
ハナショウブ
クチナシ
参照:
https://www.inc-reliance.jp/science/69669