NZTAKMANのブログ

30代。政治経済/社会/異文化/筋トレ/チームマネジメント

衆議院選挙制度改革 アダムズ方式

■アダムズ方式とは、各都道府県の人口を同じ数値を割って、その答え(定数)の合計が全国の衆議院議席数とほぼ同じようになるように調整する計算方式

f:id:nztakman:20210630131836p:plainf:id:nztakman:20210630131846p:plain

■シュミレーション:この方式を採用すると、東北や九州などの10県では、10議席ずつ減る一方で、東京、千葉などの人口の多い1都4県では10議席ふえるので、小選挙区はの定数は『10増10減』となる。

メリット⇒人口比率を反映しやすく、合理的な方法。

 

■目的:一方の格差を埋めるため。

議院の定数削減のため(国会議員1人の年間の総コストは約4000万、公費の節約のため)。

■実際問題:自民党は積極的ではない。

反対理由アダムズ方式は人口比で純粋に割っていくので、人口の少ない都道府県の定数が減る。①被災地である岩手や宮城、基地問題の沖縄など、こうした地方創生をささげる自民党議員の政権の意向にそぐわなくなってしまう。

②有権者の年齢が高い田舎は保守勢力が強く、自民党が当選しやすい傾向がある。しかし、アダムズ方式が採用されると必然的に人口の少ないと都道府県の定数が減り、自民党勢力の強い地域の議席が減るから。

============================

現状:

■衆議院の選挙制度:比例区と小選挙区が併用される。比例区から180人、小選挙区から300人の計480人になる。

小選挙区⇒選挙区から最多票を得た候補者だけが当選する。⇒大政党に有利である一方で、小政党に不利、死票(落選者に投じられた票)が多くなってしまう短所がある。

1つの選挙区から1名の議員を選ぶ選挙制度のこと。日本では小選挙区の店員が289名なので、全国を289の小選挙区に分けている。全国細かく分かれていることから、有権者と好悪者の距離が近い選挙制度。

 

比例代表区⇒政党の得票数に応じて当選者を決める選挙制度。⇒小政党にも当選のチャンスあり。

各政党が獲得した投票に比例して、各政党の候補者の議席を配分する制度のこと。すなわち超選挙区制と異なり、全国から集まった票で当選者が決まる。

■総選挙:衆議院議員の全員を選ぶために行われる選挙のこと。小選挙区選挙と比例代表選挙が同じ投票日。総選挙は衆議院議員の任期満了(4年)によるものと、衆議院の解散によって行われるものの2つに分けられる。

■参議院:解散なし。任期満了(6年)による選挙。3年ごとに半数が入れ替わるように憲法で決められていることから、3年に1回半数が改選されます。

■日本の選挙制度は『国政選挙』『地方選挙』『特別な選挙』の3つがある。

参照:

https://liberal-arts-guide.com/japanese-election-system/

https://news.yahoo.co.jp/articles/705e7718ea2c8bf8682adb1c946a789be7bfb043?page=2

https://www.chunichi.co.jp/article/279125