ニトリの接客力
■背景:家具の購入を目的にあまり下調べをせずに訪店。担当してくださった店員(20代、男性、東京エリアから異動で配属されたとのこと)さんの接客力に感動した。スムーズに納得して決断できてよかった。
■1階は日用品中心のため、レジ、品出し、セルフサービス方式な接客スタイル。
あくまで受け身なスタンス。学生と中年女性で主婦力、親しみやすさを重視したチーム構成。
■2階は家具メイン。単価が高く受け身では売れない。売り込むのではなく、しっかりお客様とコミュニケーションを取れる能力がないと売上にはつながらないシビアなフロア。
■感動した点:
1)ヒアリング力:どんな生活をイメージしているか、家具の好み、予算、疑問点など雑談を重ねながら情報収集力が長けていた。
2)提案力:5000円、1万円など客の迷いを揺らすアップセリングが巧みであった。実際に上質な商品を見ることで、客に生活のイメージを促すことが上手かった。不思議と最初は予算オーバーは対象外であったが、上質なものを見たあとのベーシックレンジに戻ると、頼りなく感じてしまった。人はかっこつけたい、良いものに目がない生き物だと痛感した。
3)プレゼン力:実際のイメージコーデされたディプスレイを案内してくださり、トーンの合わせ方を可視化して納得感が深まった。資料の説明も丁寧で選択しやすい。笑顔も素晴らしい。
4)細かい気配り:アンケート中に失礼します、不要な資料はございませんか、などさりげない相手の立場を気遣ってくださり、信頼度、安心感がぐっと深まった。サイズ感も見せてくださり、すべて先読みされたスマートな応対力だった。
■まとめ:彼の営業力は素晴らしい手本であり、勉強になった。どんどん活躍してほしいと思いつつ彼のようなプロフェッショナルに少しでも近づきたいと刺激になった。ニトリの研修力もきっと素晴らしいはず。