長所と短所の伝え方(面接)
■面接が見ているポイント:①応募者が自分のことを俯瞰できているか。
②その答えから人柄や仕事の進め方を判断し、一緒に働くイメージが湧くかどうか。
長所と短所は表裏一体であり。
『自分の強みをどのように生かすのか』『自分の弱みをどのように克服するのか』『課題をどう見出すのか、それをどう解決するのか』
⇒短所をどう捉え、改善するためにどんな努力をしているのかを伝えると良い。課題認識能力、問題解能力が問われれる。
■長所は実績でもよい。性格△。応募企業が求める人物像、社風、業務に関する強みの方がよい。
例:『私の長所は、売上目標の達成率です。(課題認識、工夫した点)…』
■長所・短所は言い替えられる。
例:『思慮深い、慎重、計画的 VS つい考えすぎてしまう傾向がある』
『スピード感を持って行動できる VS せっかち』
■短所をどう工夫しているのか?
例:考えすぎて行動に移るのが遅くならないように、前倒しで仕事の段取りを組むようにしている。
■注意点:他の質問の答えと一貫性・整合性を。
例:志望動機:スピード感をもって仕事を進められる環境に惹かれた。VS 長所 慎重に物事を進める点。
■エピソード化に悩んだら。
過去の成功体験、失敗体験を思い返す。⇒なぜうまくいった?失敗したのか?を考える。今の仕事でやりづらく感じたことはあるか?
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■回答例:長所編。
コミュニケーション能力:『どんな場面で、誰に対してどのような伝え方や話し方ができるのか』具体的に伝えること。顧客にわかりやすく説明する力、初対面の人と仲良くできる力、クレームへの対応力などか。例:私の長所は顧客に対して専門的な内容をわかりやすくかみ砕いて説明する力です。AIを活用した業務プロセス改革についてクライアントにご説明した際も『今まで聞いた中で一番わかりやすかった』との感想を頂きました。
真面目:どう真面目なのか?伝えること。品質を追求する真面目さ/地道な作業でもコツコツできる真面目さ/
例『私の長所は納期を絶対に守ることです。クライアントの都合で納期が短縮された時も、関係各所とスケジュールを調整して間に合わせたので周囲から『君は本当に真面目だね』と言われました。』
責任感;具体的に面接官が納得するようなエピソードを。『私の長所は、困難な問題があっても決して投げ出さないことです。他部署の不手際でクライアントからクレームが入った時も、人のせいにすることなく営業担当者としてお客様と向き合い、何日も先方の会社に通いつめて最終的にご理解を頂きました。』
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■短所編:
心配性:どんな場面で心配性になるのかを明らかにして、それがマイナスにならないように伝える。『私の短所は、心配性な所です。特に前例のないことに取り掛かる時は、自分が納得いくまで物事を確認しないと行動できないことがあります。ですから、仕事が遅れないように早めに確認準備を着手して自分とは反対に積極的に行動するタイプの人の意見を聞いたり、『まずはやってみよう』と意見を切り替えて迅速に行動に移すように心がけています。』
マイペース:自分で主導権を握って物事を動かしていく仕事であれば問題なし。今日h構成を重んじる会社では△。『私の短所は目の前の仕事に集中してマイペースになりがちなことです。ただし、チームで仕事をするときに自分のペースを優先すると周囲に迷惑をかけてしまうので、上司や他のメンバーからこまめにフィードバックをもらって全体のスケジュールや進捗を常に把握するようにしています。』
頑固:どんな場面で頑固になりやすく、それが周囲に悪影響を及ぼさないように説明。『私の短所は、相手の意見に納得が行かない時に、つい頑固になって自分の考えを主張してしまうことです。ある時女子に『意見を堂々と主張できるのがあなたの良さだが、もう少し周囲の意見に耳を傾けてほしい』と言われてからは、まず相手の言葉をしっかり聞いて『この人はなぜそう考えるのか』という背景を理解するように努めています』
せっかち:『私の短所はせっかちなところです。特に納期直前はつい行動を急いでしまい、過去には確認不足でミスをしたこともあります。そこで自分がせっかちになる原因を考えてみたところ、先々のスケジュールや全体の業務量を把握しないまま仕事をどんどん引き受けてしまい、急いで進めざるを得ない状態になっているとわかりました。ですから今は週に一度、スケジュールと業務量を見直す習慣をつけて、時間に余裕をもった段取りを組むようにしています。』
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参照:
https://www.r-agent.com/guide/article1686/
https://type.career-agent.jp/knowhow/strengths_weaknesses.html