滅私奉公(めっしほうこう)
■意味:私心私欲を捨て去り、公のために尽くすこと。『滅私』は私利私欲を捨てること。『奉公』は、国や社会などの公、主人や主君のために尽くすこと。奉(ほう)ずる:謹んで勤めること。ささげること。第二次世界大戦中は、国民のスローガンとされた。
昔は(例、武士道)美徳とされたが、現代ではマイナスな意味合いもある。
■英語:Self-sacrifice / Selfless devotion
■社会現象:日本文化的要素。個人を犠牲にして団体に奉仕する精神のこと。過度な実践になると、サービス残業、休日出勤、有給未消化、過労死、精神病、自殺なども引き起こすリスクあり。
Most Japanese companies expect employees to have a selfness devotion to the company.
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■使い方・例:寝る間を惜しみ、趣味ももたず働く彼の働き方は、まさに滅私奉公だ。
滅私奉公もいいが、働き方に気をつけないと、体を壊すよ。
被災地のボランティアチームは大震災から滅私奉公の精神で復興に努めている。
かつての武士は、主君のために滅私奉公したと言われている。
■類義語:自己犠牲
奉公克己(ほうこうこっき)
※克己とは、自分の感情、欲望、邪念にうちかつこと。例:克己して学問にはげむ。
奉公守法(ほうこうしゅほう)
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参照: