NZTAKMANのブログ

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久々に飲むとすぐ酔うメカニズム

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■酒を飲むと体に影響するのか

1)アルコール(エチルアルコール=エタノール)が経口摂取されると、口腔から直腸までのすべての消化管で血中に吸収される。メインは、胃(20%)と小腸(80%)

2)血中に吸収されたアルコールは肝臓に運ばれ、アセトアルデヒド(毒性)に分解され、その後酢(無害)に分解される。※アセトアルデヒドは毒性が強く、血管拡張により顔面や体を赤くしたり、頭痛、吐き気などを引き起こす(悪酔い状態)。

3)中枢神経(脳や脊髄にある全身へ指令を出す神経)への作用。アルコールを少量摂取した場合⇒前頭葉の機能を低下(理性や判断力):多幸感、多弁などほろ酔い気分となる。

大量摂取の場合:大脳機能も低下。味覚、臭覚、味覚など感覚が鈍感になっていく。やがで、感情の抑制が効かず、千鳥足になる(泥酔状態)。さらに、アルコール濃度が高くなると、脳幹部が抑制され、昏睡状態、呼吸停止など死に至る。

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ほろ酔いの目安:

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■酒への強さ弱さはどうやって決まるのか 代謝能力と耐性の違い。

 

肝機能(分解速度に個体差少ない):アルコールの分解は肝臓が行う。『肝機能が強い=酒が強く、肝機能が弱い=酒が弱い』となる。実際は個体差はあまりなく、代謝速度は、1時間あたり20mg/dL程度。酔っ払ったと感じる程度であれば(100㎎/dL)では、完全分解に5時間程度かかる。

肝機能(アルデヒドの分解能力/酵素の活性度合いは個体差あり):ALDH2(アルデヒド脱水素酵素2/アルデヒドを分解する酵素)は日本人の約40%は活性が弱く、酒に弱い体質。さらに、約4%の人は不活性型でアルデヒドが貯まって分解できない=下戸。全身が紅潮(こうちょう、赤くなること)する。

⇒酵素の活性度合いは遺伝で決まるので、鍛えられない

脳への影響(個体差あり)いわゆる酔いを感じる感覚や反応。習慣的に飲酒している人は徐々に耐性がつく。=睡眠薬や安定剤がなかなか効かなく現象と同じように、大量に飲酒しないと酔いを感じなくなる。⇒依存症へ。

しかし、酒を飲んでいない場合は、耐性がなくな少量のアルコールでも中枢神経機能が抑制されやくすなる。

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■しばらく酒を飲んでいないと酒に弱くなるのか

はい、弱くなる。耐性がなくなり、アルコールの影響を受けやすくなっている。

※たくさん飲酒して耐性をつけるのは、アルコール依存症を引き起こしかねないのでおすすめしない。

解決法)筋肉にもアルデヒドの分解酵素があるため、筋トレをして筋力を増やすとやや分解力が高まることが研究で示唆されている。

■安全に酒を飲む方法は?

胃を切った人は酔っぱらう速度が早まりおすすめしない。空腹時も同様にアルコールの吸収を高めてしまうので、危険。先に何かを食べておくと、アルコールをゆっくり吸収する。

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参照:

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6411611

https://news.yahoo.co.jp/byline/yakushijihiromasa/20201206-00211230

https://tarzanweb.jp/post-176102?heading=8