秋と言えば柿 Persimmon / Kaki
『10月26日は柿の日』
■原産地:中国原産。柿の仲間は約500種類。世界の熱帯地域、温帯地域に分布。
■日本の産地(平安時代に文献に出てくる。普及は江戸時代以降)
岐阜県(瑞穂市)の富有柿(1898年-ブランド化):甘みが強く肉厚で果肉が柔らかい。発祥地岐阜の他、奈良(御所柿)、福岡、和歌山、香川など西日本で中心に生産されている。
愛知(豊橋)、静岡の次郎柿。富有柿より果汁が少なく、歯ごたえがあるのが特徴。:静岡県の森町の鈴木藤太郎は、1908年明治天皇が静岡にお泊りになられたときに献上した。
10月から12月に出荷。
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■栄養・効果 柿はビタミン剤。柿が赤くなれば医者が青くなる。
■ビタミンC:みかんなどの柑橘系の約2倍。風邪予防、
美肌効果。メラニン色素の抑制とコラーゲンの生成を促進する効果。
⇒ただし干し柿にするとビタミンはほとんど抜けてしまう。
■カロテン(ビタミンA):カロテンは体内でビタミンAに変換される。
ビタミンAは、皮膚を健やかに保ち、粘膜を強くする効果。強い抗酸化作用も
ありアンチエージングフード。
■食物繊維:便通を整える。コレステロールの吸収を抑える、血糖値の上昇を緩やかに。
■タンニン:アルコール分解を促進効果。二日酔い予防。
■カリウム(ミネラル):身体の水分バランスの調整。食事で摂りすぎた塩分を体内の外に排出。⇒これによりむくみや高血圧改善、予防が期待できる。
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■柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺(正岡子規1895年10月26日)
奈良の御所(ごじょ)柿を食べたと言われている。
■意味:法隆寺に立ち寄った後、茶店で一服して柿を食べていると、法隆寺の鐘が鳴り、
その響きに秋を感じた。秋の訪れを実感している句。
■技法:倒置法:(言葉の順序を入れ替え、意味を強める方法。)『鐘が鳴るなり~』、と先に置く事で、鐘の響きや景色をイメージさせる効果。
体言止め(名詞で文末や句を止める方法)⇒『法隆寺』とくくる事で、奈良らしさを強調。
二句切れ。(二句の後に意味の切れ目がある)⇒俳句にリズムを作る
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参照:
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=71
https://weathernews.jp/s/topics/201910/210155/
https://nativecamp.net/blog/20191019_japanese_persimmon