スケールメリットとは?
規模効果。規模の経済という。
同種の物が多く集まることにより、単体よりも大きな効果を得られることを指す。
経営用語では、生産量を大きくすることで、単品にかかる固定費を抑え、効率よく生産量を増やすこと。例:規模の経済(Economic of scale)
■総費用=変動費+固定費(=家賃、土地代、人の人件費など)
■スケールメリットを活かせるのは、同じ物を大量仕入れ、大量生産、大量販売によりそれを購入する人達がいることが前提。コストが削減されると、利益率が高まる。
コスト削減だけでなく、作業者の熟練度、作業の質、スピードも上がり、生産効率が上がることが期待される。
また、同じブランドや店舗を拡大することで、知名度や信頼向上につながり、集客・売上向上につながる。
■スケールメリットの具体例:
外食産業は店舗数増加、エリア拡大によってスケールメリット獲得を目指している。
産業用ロボットを導入して、工場を拡大、スケールメリットの活用に成功。
一括大量仕入れを行い、スケールメリットを得る小売店は多い。(ホームセンター)
■LRAC(Long-run Average Cost)長期平均費用。
■Q2は長期平均費用が最も小さい生産量の数。この生産量より大きくなると、新たな設備、人件費、材料など必要になりコストがまた上昇曲線となる。一定の量(Q2)以上に生産をしても、設備や人件費(加工技術)に限界があり、非効率になってしまう。つまりコストがかかる生産体制。Q2からの範囲を、Diseconomic of Scale.(規模の不経済と呼ぶ)
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参照:
https://employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/14724/