怒りっぽい人・そうでない人
■怒りのメカニズム
脳の中にストレスをためるバケツのようなものがあり、許容量がありそれを超えるとは腹を立てやすくなる。この許容量は、遺伝の影響が大きく、生まれつきに決まっている。ストレス耐性
■ストレス耐性がセロトニンの分泌で変わる説(遺伝要因)
セロトニンは、精神を落ちつかせて安定させる脳内物質。これが少ないとうつ病になりやすく、『ストレスにどれだけ耐えられるか』『感情をどれだけ抑えられるか』深く関わっている。セロトニンは、3種類の異なるたんぱく質によって運ばれ、どの遺伝型を持っているかで、運べるセロトニンの量が決まってくる。日本人はその中でも、一番ストレスに弱い遺伝子型が多いとされ、感情をあふれやすいと言われている。
■生活環境
生まれ育った環境もまた怒りっぽさに影響している。例えば、幼少期に暴力を受けて育った人は、成人しても暴力的な行為を振るう傾向がある。また経済面も影響があり、経済格差によって気持ちも前向きさや不安、ねたむ気持ちにも影響すると言えるでしょう。
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■食生活■
人はタンパク質が少なく、糖質が過剰な食事を一度にたくさん食べると、起こりやすい状態になる。
たんぱく質:セロトニンの原料となるトリプトファンが含まれている。不足すると、落ち込みやすく、イライラしやすい。トリプトファンは、悪玉コレステロールを増やすリスクもありので、肉類に偏らず、青魚を積極的に食べると良い。
青魚は、善玉コレステロールを増やし、動脈硬化、心筋梗塞を予防するオメガ3系脂肪酸が多く含まれている。
■糖質:過剰摂取は血糖値を急激に上昇させ、インスリンの過剰分泌が引き起こされ、低血糖状態を招き、動悸、イライラ、不安な症状が出やすくなる。
⇒血糖値の急激な変化を防止するのは、食事の回数を増やすことが効果的。
⇒糖質が過剰になりやすい食べ物は、白米、白パン、ケーキ、ドーナツ、ジュース、お好み焼き。これらを食べる時に、食物繊維が豊富な野菜を摂ると良い。
⇒つまり、食べる順番を工夫するだけでも予防になる。例:野菜⇒タンパク質⇒ごはん。
参照: