米作りの工程
水稲栽培(すいとう):
先週は、稲刈り(早場米)をしている農家が多かったので、米作りについてまとめてみようと思います。
※早場米(はやばまい)とは、一般に新米といえば10月前後に収穫、販売されるのに対して、7月―8月の夏場の時期に新米が先駆けて販売されること。
■早場米のメリット:①台風シーズン前に刈取れを済ませることができる。(地域性により刈り取り時期は様々)➁早く消費者にお米を提要できる。希少価値が生まれブランド化。
===================================
1)田んぼの準備 4月~
■種籾(たねもみ):4月下旬。いい種籾を選び、発芽しやすくするために準備する。
選種⇒消毒⇒浸種⇒催芽を行う。
■種まき:播種(はしゅ)。5月初旬。育苗箱(育苗箱)で苗をまき、苗代(なわしろ)と呼ばれる小さな苗作り用の田んぼで苗を育てるー灌漑用法。(近年では農協など業者から買う農家も多い)1カ月間湿度や水管理をする。
===============================
2)田植え・管理 5月~8月
■田植え:代掻き(しろかき)とは、水田の整地作業。土塊(つちくれ)を細かく砕いて、田んぼをの表面を柔らかく平らにする作業。苗がムラなく生成し、雑草を発芽を抑え、田植えをしやすくする目的がある。その後、5月下旬ごろ田植え。稲の生成や天候などのバランスを見ながら、水を増やしたり調整する。
■中干し(なかほし)(梅雨の後)7月~:夏の暑い盛りに田んぼの水を抜いて土にヒビが入るまで乾かす作業。
夏の土用頃)根を強くし、土の養分をより吸収させる効果がある。8月中旬頃、穂がつく。
=====================================
3)収穫・乾燥・調整 9月~
■収穫:穂が黄金色になる10月頃収穫開始。
■刈取りと脱穀:同時にコンバインで行う。
■乾燥・調整:15-18時間機械で乾燥させる。⇒籾摺り(もみすり)をしやすく、保存が効くようするため。その後、もみすり機でもみ殻を取ると、玄米。それを精米する(ぬかを取る)と白米。
===================================
参照:
籾(もみ):籾殻を取り去る前のイネの果実に相当する部分のこと。
⇒このうち、種子としてまくための籾を、種籾(たねもみ)という。
https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/rice/germination/reaping.html