うなぎ屋 中六
伊勢志摩市磯部町にあるウナギ料理店。伊勢神宮の別宮である伊雑宮の鳥居前に立地しており、参宮客で賑わった往時の風格を残している。住所/磯部町上之郷392
■中六の由来:伊雑宮の神職であった中六太夫(たゆう、もしくはだゆう=神職の敬称)から。昔は伊雑宮を伊勢三宮に格上げしようとした動きもあり、昭和(もしくはそれ以前)から、参拝客で賑わった。
■旅館:1929年(昭和初期)に旅館として建築された木造二階建ての店舗は、国の有形文化財に登録されている(現在は、旅館として運営していない、1969-1989年改修)。磯部町に流れる川の上流でウナギが獲れたことや養鰻場(ようまんじょう)が近くにあったことから、古くから磯部町のウナギ料理は名物となる。
特徴:入母屋造り(いりもやづくり)。格式が高く高級感のあるデザイン。手間のかかった瓦屋根。東南アジアで寺や城でよくみられる造り。
■炭火で焼くため、表面は香ばしく身がフワフワに仕上がるうな丼。持ち帰りは皆敷の弁当箱で盛り付けられ、長時間たってもベチョベチョせずに食べられる。
■競合老舗うなぎ屋:『川うめ』創業1830年(江戸時代後期)。
『東山物産』創業1954年。(ウナギの食べログ三県No.1獲得)
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