中国・中国人の品性➁
2■『恥の文化』『羞恥心』『愛嬌』もない中国
■どん欲:曖昧を嫌い、原色を好む文化。他人のモノも全部欲しがる成金や支配層。自己顕示欲、ステータス、名声が重要。世間体、見栄、メンツ>品、節度。またメンツを重んじるがゆえに、謝るのも好きではない。
■恥の文化・羞恥心がない::トイレにドアがもともとない(今でも農村部はドアなし)。昔の中国は、自宅にトイレがない家庭が多く、トイレは住民らの共有スペースで交流の場として使われた。排せつは、人間の自然現象でなので恥ずかしくないという文化。『ニーハオトイレ』と言われているみたい。⇒人前でおなら、ゲップに恥じる概念がない。
中国の社会的特徴:自己主張、人口大国、弱肉強食、競争社会、他人より自分⇔同調、謙遜、調和、KY
■愛嬌なし:(河添氏によると)中国人で特に都市部の人は愛嬌がない。フィンランドのショップ店員によると、中国人観光客は、大声で話し、ブスッとして、商品をぐちゃぐちゃに広げ、店内でオナラもする』とのこと。おそらく、恥がない、弱肉強食社会、他者への配慮の欠如などが混ざってそう海外の人には映るのかもしれない。
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李登輝(りとうき1923―2020:台湾):台湾の政治家。親日家。台湾の民主化、独立化を推進。京大、台湾大、コーネル大で政治を学ぶ。武士道教育を受けたモラリスト。
リー・クアンユー(1923-2015シンガポール初代首相):
華僑華人社会のトップ。常識に縛られない自由な発想を持つ起業家。
イギリスの植民地教育を受ける。独裁的で、即物的思想。反民主主義。
国家の発展は民主主義より規律が重要。国家から個人へパワーがシフトすると
公私混同が始まり社会は混乱するという考え方。
戦略:『他の国が必要とする国/戦略的立地条件と人材開発』を目指した。
貯金促進と住宅開発(1950-60)国が良質な住宅を供給、中英2か国語教育(グローバル環境)、法治制度(安全で安心な投資先国家)、華僑、欧米の企業の勧誘、道路交通網の整備(渋滞のない都市)、リゾート開発(2000年代―観光客や富裕層を呼び込む)
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3■中国・朝鮮半島に生まれなくてよかった
■中国の歴史:いつの時代も支配層が権力と富を集中させること。私物化にする闘争の繰り返し。自由、民主、平等の存在しない国。民は奴隷で搾取するもの。⇒殺伐とした弱肉強食の社会。不満や怒りを抱えながら、生き残るためには、ずる賢く、図太くないといけない。
■自然観:河添さん:中国人は自然を愛(め)でない。自然と共存共栄する知能やノウハウを持たない。
東洋史学者の岡田英弘さんのよると、
■中国人(漢民族)の特徴は、農業を嫌い、人間や自然との共存共栄のノウハウを持たず、都市に住みたがり、衛生観念が低く、維持管理が不得意で、おカネ至上主義で、博打が好きで、いい加減、刹那的なところがある。⇔日本人の労働観、金銭観、衛生観が違う。
■中国の県民性:人間関係は同族、同郷が基本。広東と上海は昔戦った間柄。
北京(北):政治的中心地のため、保守的。プライドが高く正義感が強い。
上海・福建(東):まとも?あいさつは『飯食ったか』。北京人と仲が悪い。
国際的で、発想が小さなところに拘らない。流行に敏感でセンスに富む。
日本の横浜、神戸のような港町。
四川(西):秩序と礼儀を守り人が多い。山と川に恵まれ、素朴な生活方式を営み、穏やかな性格。
広東人(南):最も金儲けに執着。『財』。活力に富み、冒険的な面がある。
北部の人達は考えてから動きだすのに対して広東人はまず動いてから考える、行動派。
華僑とは広東商人が東南アジアに広がった。あいさつは、『儲かってるか』
上海人と仲が悪い。
⇔日本人の特徴は、おてんとうさまと向き合い、土と向き合い、田畑を耕すような地道な働き方とは縁遠い人達。衛生観念に秀でた日本人。
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参照:
https://travel-noted.jp/posts/5126
https://otonanswer.jp/post/61738/
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82916?page=5
https://diamond.jp/articles/-/91425
https://mitsutomi.jp/china-cultures-3282#ank1
https://www.insource.co.jp/international/column/chinese/20120718.html
中国・中国人の品性(宮崎正弘・河添恵子)