地方から海外難関大学へ。
お二人とも行動力とコツコツ続ける力が素晴らしい。
■合格者の情報
松本杏奈さん:徳島県/私立徳島文理高校(68校訓:難関大学に特化した神学校)⇒スタンフォード。強み:高い英語力×学業×課外活動への積極性、発信力、人を巻き込む力
ツイッターを駆使して、情報や疑問を発信。
実績:海洋プラスチック問題解決のための研究プロジェクトを設立
目や耳が不自由な人も情報を伝えられる触感を用いた危機を研究
中学校からオンライン英会話始める
G20サミットの公式付属会議で各国政府への政策提言を行う
スタンフォード:個性派学生が多い。
合格の理由:自分が前例になるという貪欲な姿勢、チャンスをつかむための努力、
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松野知紀さん:茨城茨城県立日立第一高等学校(66自由な校風) ⇒ハーバード
強み:理論派。コツコツと利用できるリソースを使って準備を進められる粘り強さ。
実績:中1でALTの教員との対話で英会話に目覚める。
オンライン英会話を始める。⇒30分のレッスン+学校の勉強も含めて毎日2時間勉強。
中2で1カ月のオーストラリア留学を体験。航空券も自分で予約。学生の活発さや自由な学びに感銘を受けた。
高1で、次世代グローバルリーダー育成プログラムに参加。そこで、海外大の学生と懇談する機会があり、留学がよりイメージしやすくなる。ビジョンの具現化。
必要なもの:TOEFLのスコア、SATのスコア、高校の成績書と教員の推薦状、課外活動の記録、エッセー、面接など。
東京マラソンの英語通訳、ディべート大会の審査員などをネットで見つけ応募。
高1で参加した模擬G20サミット。アメリカの機関から招待され、日本代表として選ばれた。中国で、各国から高校生が集まり政策を議論する。松野さんの転機となる。
高2でG20サミットのYouth20サミットに日本代表として参加。国際貿易、将来の雇用、環境問題について議論し、各国政府などに政策提言をした。⇒自身の強みとなる。
TOEFL:オンラインで提供される練習問題を反復。
SAT:ネット書店で対策本を複数冊購入し練習。
面接:日本の政治について、米中関係の悪化についてどう思う?
エッセー:BBCの英語ニュースを毎日読み、高校のALTの先生に添削してもらった。
合格の理由:留学受験が少数派の学校から、達成のためにいかに努力したを評価された。
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■二人の接点:Atelier Basi(アトリエバシ)、SNS。全国各地の海外大進学を無償でサポートする団体。グループミーティングで知り合う。
■都市と地方の差 調べる手間、先生への説得など労力を使う。
リソースの豊富さ:都会では能動的に動かなくても情報が入ってくる利便さ。
教員や学校の留学に対する知識やサポート:地方だと前例がなく、先生や周囲からの理解を得にくい。例:アジアサイエンスキャンプの応募書類のプロセスや海外大学への推薦状。出身校の説明文。
■合格へのポイント:
海外の大学は、学業の点数が低くても、逆境の中でどんな努力をしたか、課外活動の実績など総合して評価。
参照:
https://news.goo.ne.jp/article/dot/life/dot-2021053100038.html
https://dot.asahi.com/dot/photoarticle/2021072000112.html?page=1