NZTAKMANのブログ

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欧米コロナ対策岐路

■流れ:ワクチン接種率が高める中で、デルタ株の感染拡大も見受けられ、規制緩和か再強化か対策の分かれ道となる。

ワクチンのデルタ株への効果:ファイザー社のワクチンは、感染力の強いデルタ株に対する感染予防率は39%にとどまるが、感染しても入院(88%)や重症化(91%)を防ぐことが、イスラエルの調査で分かった。

■イギリス:19日に、コロナ対策のためにマスク着用義務が撤廃された。成人の7割近くがワクチン接種を行い(世界的に高い接種率)、飲食や物販など消費活動の再開が狙い。一方で、デルタ株の新規感染者が5万人を越える日もあり、規制緩和に反対する声も。しかし、コロナ感染による死者数は、半年前と比べると、一日1000人規模から数十人に減少し、ワクチンの効果が確認できる。

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■フランス:一日一万人規模で少しずつデルタ株感染者が増加傾向。政府は第四波の過渡期と説明。ワクチン対象率(2回)は44%。さらに接種率を向上するために、8月から飲食店や病院などの施設で、ワクチン接種履歴のデジタル証明書の提示を義務化。

国民保険加入者は無料だったPCR検査も今秋から有料化になる予定。

反対派:自由が規制されるのはおかしいと、全国11万人以上が抗議デモ。

問題:デジタル証明の不正入手や違法売買も発生し、どう取り締まっていくのか?

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■アメリカ:1月の1日あたり30万人に比べて7月には1万人まで減少。これまでの反動から、飲み会や旅行、買い物が再開し、物価が上昇している。(需要過多)。一方で、接種率の低い州では、マスクの着用義務を再検討している都市も。

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参照:

■デルタ株とは:2020年後半にインドで検出されたコロナウイルスの変異株。

岐路:分かれ道。

https://www.chunichi.co.jp/article/294916

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-23/QWOTA6DWX2PU01

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210224/k10012884011000.html