G7サミット2021 6月11日ー13日
6月11-13日にイングランド南西部の保養地コーンウォール地方で開催された。ホスト:ジョンソン英首相。
日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの主要7か国首脳会議。毎年開催し、EUも正式なメンバー。■共通の価値観:民主主義、自由、高水準で透明性のあるパートナーシップ
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主要テーマ:①コロナ感染拡大:2020年までに感染終息を目標。途上国にワクチン10億回分を支援。ワクチンの継続的開発。
➁気候変動と環境:2050年までのカーボンニュートラル
※カーボンニュートラルとは、生産活動によって排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が同じ量で相殺されている状態を目指す。
2030年の目標に向けて、脱炭素化を加速していく方針。
石炭火力発電の新規の国際的な支援を年内に終了させる。
海洋プラゴミ問題の取り組み強化。
③対中国問題:
インフラ外交対策:開かれたインド太平洋構想。
一帯一路に対抗してより透明性が高く、環境に配慮した途上国向けインフラ支援の枠組みの創設。
海洋進出問題:東シナ海や南シナ海への一方的な試みに強く反対。
人権や基本的自由の尊重:
強制労働:農業、アパレル部門。根絶に向けての協力を求める。
台湾海峡/香港情勢:平和と安定の維持の重要性。
北朝鮮、ミャンマー、ロシア:大量破壊兵器、非核化、拉致問題、クーデターと治安部隊による暴力的な衝突、ロシアの悪意ある活動や不安定な行動への対策。
④東京五輪:安全、安心な開催を支持。
⑤その他キーワード;
国際課税:G20での合意を期待。
カービスベイ宣言Carbis Bay declaration、保健宣言を採択。
パンデミックの再来を防ぐための迅速な初期対応の仕組み作り。
バイデン政権:『より良い再建Build Back Better World』構想。
一帯一路構想では、一部の国に借金を負わせていると批判あり。
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『法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋を維持』:
アジア太平洋からインド洋を経由してアフリカに至るまでに自由貿易、航行の自由、法の支配を原則を定着させ世界に平和と繁栄をもたらす公共財ビジョン。日米、オーストラリア、インドの4か国が推進役。安倍政権が2016年にケニアで演説で提唱。対中包囲網の自国地域戦略。東南アジア諸国を巻き込みたい狙い。
新疆(しんきょう)ウイグル自治区:1940年代に東トルキスタン共和国として建国したが、1949年に内戦で勝利した中国共産党支配化に。1955年からは現在のウイグル自治区が設立。トルコ系の民族。宗教はイスラム教、言語はウイグル語であり、中国人と多方面で異なった文化を持つ。
■弾圧の原因:中国による監視、統制的政治。独立を認めない姿勢(ウイグル派)vs イスラム教を弾圧、再教育のための強制収容(100万人以上)、暴力、拷問
■保養地:コーンウォール地方。
参照:
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021011700129&g=int
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA133E80T10C21A6000000/
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffec26865ac0d64d5af4b02650efdd077b43f72f
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20201006002416.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffec26865ac0d64d5af4b02650efdd077b43f72f
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210613/k10013083281000.html
https://www.bbc.com/japanese/57450881
https://note.com/shungo2020/n/n857a34bb89de
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012801073&g=tha