NZTAKMANのブログ

30代。政治経済/社会/異文化/筋トレ/チームマネジメント

教員の早急な働き改革を。

『教師のバトンプロジェクト』全国の教師や教員志望の学生などに各地の取り組みや思いを知ってもらい、学校の改善や志望者の増加につなげようと文部科学省が3月26日から始めた候補活動。

 

■反応:厳しい現状が浮き彫りに。長時間労働でうつ病、残業100時間、辞めにくいなど、仕事量の多さと長時間労働により疲弊状態が明確になった。それに伴って、人材の確保も重要な課題。

■労働環境/統計

1)授業の準備、書類作成 2)会議、研修

3)多様化する子どもや保護者対応 4)コロナ対応

5)デジタル化対応

長時間労働:中学教師の仕事時間1週間で56時間。48か国中最も長い労働時間。

特に部活や事務作業に費やす。

※過労死ラインは月80時間以上の時間外労働。1日換算で約4時間。

健康の問題:うつ病などによる休職や長期の休み。2019年度、1か月以上休んだ教員は1万人。教員の疲労の蓄積は授業の内容や進行に悪影響。子供の指導が行き届かない可能性。

2020年度の公立小学校の教員の採用倍率が過去最低2.7。地域や教化によってはさらにばらつきあり。

労務管理上の問題:地方公務員は労働基準法が適用されず、時間外手当の労使間合意がない。教職調整額という月給4%の上乗せ給があるのみ。時間外労働の正確な管理システムがない。

 

■対策(業務を削減、委託する)

少人数学級:小学校のみ2021年度から1クラスの上限を40人から35人とする。(41年ぶり)

教科担任制:一部の教化を担任ではなく、専任の教師が教えるようになり、授業準備の負担が減る。

部活動の外部委託:土日の部活動を地域のスポーツクラブに移行させる。

教員免許制度:30時間の講習を追加。

管理職の意識改革:サービス残業は暗門の了解、現状をSNSに投稿しないように指示など抜本的な意識改革が必要。

時間管理の徹底化:出退勤管理。データ作成。定時退社の習慣化。

 

参照:

https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/450134.html

https://twitter.com/teachers_baton?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

https://www.mext.go.jp/mext_01301.html

https://workin.jp/inquire/recruiting/knowhow/initiatives-to-reduce-the-burden-of-teacher-work-style-reform