NZTAKMANのブログ

30代。政治経済/社会/異文化/筋トレ/チームマネジメント

ソ連(1922‐1991)

ソ連(1922―1991)とは ソビエト社会主義共和国連邦。20世紀ユーラシアにあったロシアを中心とし、その周辺国家が家族のように構成された社会主義体制の連邦国家のこと。建前は、それぞれの国が大統領を持ち、対等な立場を作っていた。実際はロシアが主導の状態。

1917年第一次世界大戦によって、ロシアの国力は低下。貴族と労働者の経済格差が最悪レベルに。労働者率いる、革命家レーニンによって王制は倒し、ソビエト連邦(世界初の社会主義国)が誕生。レーニンの死後、スターリンが独裁政治を行う。何百万もの外国人や右翼系活動家、罪のない人々が逮捕され追放、処刑された。工業、農業、国防の増進を図ることに成功。経済発展。第二次世界大戦後、東ドイツ、ポーランド、ハンガリーなど支配界に。 

f:id:nztakman:20210512175925p:plain

ソビエト連邦国旗(大嘘) / repinet さんのイラスト - ニコニコ静画 (イラスト)

レーニン:戦後の混乱の中、レーニンが中心に国民が平等に報酬を受ける理想国家を掲げた。⇒社会主義国家の実現。国が全土を没収、また個人がビジネスをすることを禁止。格差社会をなくす目的。政府の方針を批判する者は、警察が管理する。国家のあらゆる権利を国家が集中する。⇒経済の平等政策はうまく機能せず。

■スターリン:平等社会の強化を目指す。自由なビジネス規制を強化し、経済格差をなくす。労働もさらに強化。国民にレーニンの崇拝を強制。管理政治により経済が発展しレーニンが理想とする国家に近づきつつある。国内の反対勢力の出現。第二次世界大戦ヒトラーVSソ連。ソ連が勝つ。アメリカとソ連の覇権争いの始まり。

フリシチョフ:スターリンの独裁政治を批判。奴隷制の緩和。国内の緊張も改善。核開発。アメリカとソ連の冷戦の始まり。経済、国力の低下。アメリカと差が出る。

 

ゴルバチョフ:ペレストロイカの失敗。91年ソ連崩壊。

■ペレストロイカ:1986年以後、ゴルバチョフの元で開始された政治改革。(ロシア語で立て直しの意味)。⇒ソ連の経済成長を促し、欧米と対抗できるレベルに経済を浮揚させるのが狙い。

1)一部、自由主義:計画経済の中に、資本主義的な要素を取り入れる。例:民間により事業の許可、利益の産まない事業の手放し、海外の投資の緩和など。⇒失敗。ソ連経済の不況。食料の配給制。⇒抗議運動、独立運動が多発。

■グラスノチス(情報公開):開かれた政治や経済を展開するため。メディアに対する報道の自由、言論の自由。複数政党の導入。

======================================

ソ連の崩壊=世界の外交戦略が軍事主義から国際的な経済主義へのシフト。

その後の出来事

■国家連合体が誕生独立国家共同体(CIS-Commonwealth of Independent States)の成立⇒安全保障、経済、文化などの面で旧ソ連各国の協力体制を目指す。ソ連を構成した15ヶ国のうち11の共和国による国家連合。中心国家はロシア、ベラルーシ。

 

■ソ連との違いは?主権国家同士の緩やかな連合体。ロシアが他国を支配する仕組みではなく、領土は別々で独立の存在。その他、政府、軍隊、立法なども独立。

 離脱国家:ウクライナ、ジョージア、(バルト三国 当初から不参加)⇒反社会主義、反ゴルバチョフ政策、

2)ロシア連邦の誕生。 3)アメリカ単独覇権の時代の始まり。

 

■ロシアの人口分布

東欧側に集中。

f:id:nztakman:20210512175715p:plain

======================================

参照:

社会主義:エリートが独裁者(国の指導者)となって、国民のすべてを管理する思想。教育、医療もすべて無料。労働者を中心とした平等な社会。

https://ryo-yasukawa.com/soviet-states-history-lenin-stalin/

https://www.youtube.com/watch?v=JApqmRWW8DY

https://rekisiru.com/12644