スーパーターミナル名古屋構想
2027年に名古屋―東京(品川)間のリニア中央新幹線が開通予定(約40分)。東京一極集中から本社機能が全国に分散されている可能性あり。先進都市機能を集約させた楽しく暮らせる街づくり。
■工事費(9兆3000億円)のプロジェクト。東京五輪投資額1、3兆円の約7倍規模の巨大投資。磁石の力を使って車輪を浮かせるリニア。現在の最速新幹線(N700Aでも時速285キロ)で東京―大阪間が2時間22分かかる。リニアは時速500キロと2倍近く速く、東京―名古屋間を約40分、東京大阪間を約67分で結ぶ。スーパーリージョン(超巨大経済圏)が誕生。
■メリット:1)新幹線の老朽化により、災害や長期間不通になった場合のバックアップ交通網として期待される。2)航空機より輸送人数が多く、定時で到着できる点。
■国内効果:首都圏、中部圏、近畿圏が一体となり経済規模350兆円、約7000万人が誕生する。ヒト、モノ、カネの移動が活発になる。
■国際的な影響:日本の国際競争力が高まり、最先端の交通技術を実用したビジネスモデル。リニア新幹線の輸出産業の活性化とインバウンドマーケットの拡大。
■名古屋駅(名古屋市)の主要方針
1)ビジネス拠点と交流拠点(都市機能と憩いの場づくり)
歩行者空間を拡大し、歩いて楽しめる空間づくり。
にぎわいとリラックス広場のバランス。
2)誰でも使いやすい国際レベルのターミナル駅(交通)
スムーズな取り換え。地鉄(名鉄、近鉄、地下鉄、新幹線、あおなみ線)のアレンジ。
乗り換えしやすい空間づくり、案内づくり。エスカレーター、エレベーターの充実。警備機能の強化。外国人にも利用しやすいターミナル。モデル:セントレアアクセスプラザ
3)駅から回遊してもらえる多様な街づくり(観光)
4)行政と民間が一丸となって構想を実現する(行政民間との共同プロジェクト)
2037年名古屋―大阪間のリニア中央新幹線
逆ストロー現象を期待。東京に人や資本が流れるだけではなく、名古屋に呼び込めるような街づくり。名古屋へ遊びに行く、住んでみたい魅力を民間とアピールしていく。
参照:
https://sonouchi.jp/tph-nagoya/archives/82
https://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00073/