酒粕とは
■日本酒の製造工程で生まれる酒粕。発酵した醪(もろみ=発酵中の液体のこと)を絞り、残った白い固形物のこと。
■栄養素
①ペプチド:血圧上昇を抑える効果。酵母や米のたんぱく質が分解されてできる成分
➁食物繊維:便秘の解消、腸内の善玉菌を増やし整腸作用あり。
③ビタミンB:美肌効果、皮膚を作る『タンパク質』の代謝アップ
④体温をアップ:血管を拡張させる一酸化窒素を生じる効果があり、血行改善。
■醪(もろみ)=酒母(しゅぼ=酵母を大量の培養したもの)、麹(こうじ)、蒸米(むしまい)、仕込み水を入れて造るいわば日本酒になる前段階のもの。
■醪を絞ると=酒粕と日本酒に分かれる。絞る工程=上槽(じょうそう)という。
■麹(こうじ)(学名:二ホンコウジカビ またはオリゼー)日本の国菌と呼ばれる。
オリゼーは日本にしか存在しない。古事記には酒の記録があるので1300年以上前から、オリゼーは日本人の生活に存在していた。麹を専門につくる会社があり、昔から麹が受け継がれてきた。
菌の一種。蒸した米や麦、大豆に麹菌を付着させ繁殖しやすい温度で培養させたもの。
米に麹菌を培養→米麹
麦に麹菌を培養→麦麹
大豆に麹菌を培養→豆麹
■酵母=単細胞の細菌で繁殖力と発酵力が強い。糖分を分解して、アルコールと二酸化炭素にする力がある(これを発酵という)。醸造、パン製造に重要。みそ、しょうゆ、酒造りに使われる。
酵母は地球上のあらゆるところに生息し、種類は1000以上と言われる。土の中や水の中、植物の葉、花、哺乳類、鳥類の皮膚や消化管にも住んでいる。
参照:
https://www.sawanotsuru.co.jp/site/nihonshu-columm/knowledge/sake-kasu-squeeze/