NZTAKMANのブログ

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日本と海外の水事情

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日本やニュージーランドでは水道水が飲めて当たり前の生活だが、これは大変恵まれた環境であり、水道水が安全なのは世界でわずか15か国(世界196か国)と言われています。


アジア(2)では日本とアラブ首長国連邦のみで、ヨーロッパ(8)では、フィンランド、スウェーデン、アイスランド、アイルランド、ドイツ、オーストリア、クロアチア、スロベニア、そしてアフリカ・オセアニア(5)では、南アフリカ、モザンビーク、レソト、オーストラリアとニュージーランドになる。

 

衛生的で安全な水道水にアクセスできる要因として、インフラ設備の充実と浄水処理時術が必須となる。これらは膨大なコストがかかるため国の経済基盤も盤石でないといけない。さらに日本の場合、水道法によって、200種類の検査を経て高水準の安全性を維持されている。他にもNZでは虫歯予防の為にフッ素を混ぜるなど、やはり政府の取り組みが鍵となる。


日本は2018年12月から水道事業が民営化され、これまで運営していた自治体が、公共施設などを所有したまま運営権を民間事業に売却することとなった。自治体が民間に運営を任せられるメリットがある面、利益重視の経営によって、水道料金の高騰や水質の安全性を維持できるのか懸念されている。さらに、外資参入によって水源を奪取の可能性も考えられ、世界的水不足が深刻な場合、日本の水が海外の企業に運営される日が来る日もゼロではない。事例を見ても、フランスは過去(1980年)に民営化に失敗し2010年に公民化に戻っている。


こうして世界的に目を向けると、水道水が安全に飲める生活ができることは大変恵まれた環境であり、だからこそ水を大切に使う意識や自分たちの水源を守ろうとすることが我々の責任ではないだろうか。


参照:

Seseragi 水が飲めるのは世界で15か国!
https://seseragi-water.com/382.html

Kiraka そのまま水を飲める国は何%?海外の飲料水事情とは
https://www.kirala.jp/special/knowhow/742/

SaraTester 水道水民営化?これからの水問題
https://www.sarastear.com/blog/b30103/

サントリー水大辞典
https://www.suntory.co.jp/eco/teigen/jiten/world/08/